徒然草枕

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白鷺館アニメ棟

デカダンス 第11話「Engine」

切迫してくる世界だが、各人は相変わらずのようで

 迫りくる巨大ガドル(オメガ)。デカダンスも起動して立ち向かうが、頼みのデカダンスキャノンも通用せずに絶体絶命という状態。システムが強制介入するものの、それさえも退けられてついには世界丸ごと放棄する最終決断が下るという怒涛の展開。

     
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 にしても、ここに来てオメガの巨神兵化が止まらないな。ここまでやるのは明らかにパロってるだろ。まあ世界を滅ぼすだけのポテンシャルを持っているという点では明らかに巨神兵そのものなんだが。

 んで、ナツメが世界を救うナウシカになるのか? いや、そういうタイプではない(笑)。恐らく彼女の将来の姿ってのはクレナイなんでしょうね。そして危機に陥ったナツメを救ったのは、やはり別素体でログインしたカブラギだった。やっぱりこの展開か。それにしてもナツメはこの状況にもすぐに対応してるんですよね。もう散々驚いたのでいまさら驚かないという開き直りでもある。

 さらに彼女はとうとうサイボーグ連中と生身での接触を果たしました(その前にカブラギの本体を見たのですが、気が付かなったようですね)が、「可愛い」の一言で対応できてしまうのだから、ある意味で超越してる。しかも彼女が想像したカブラギの本体の姿がとんでもない。あれをイメージして「可愛い」って言葉が出る感性はかなりすごい。

 で、ドナテロさんはこの騒ぎの中でも相変わらずログインしてガドル狩りに精を出してるんでね。本当にマイペースの方だ。だけどガドルが完全にいなくなったら、彼は生きる目的失って廃人にならないか? あまり深く物事を考えずに、とにかく勢いだけで突っ走ってるようだが。

 で、ジルは自分はシステム責任者の一人だったということをようやく自ら語りましたね。まあ大体予想通り。そしてバグを排除する側だったにもかかわらず、バグの可能性のようなものに魅せられて、結果としては自身もバグになってしまったと。そして彼女はナツメを直に見て、「ああ、なるほどね」というような態度を示していましたが、カブラギがあそこまで必死になった理由に納得できたというところでしょう。ジルもナツメに興味を持ったらしき様子がうかがえます。ナツメ自体がこの世界のカギになる可能性もある。

 

デカダンスとのリンクを図るカブラギだが、それで解決するのか?

 カブラギは自らがデカダンス自体にリンクすることを決意。多分これって、下手したら戻ってこれなくなる可能性があるんだろうな。それにデカダンスと一体化したとして、切り札のキャノンが通用しなかった状態で、どう対応するのかが分からん。根性パワーを注入してデカダンス根性キャノンでも発動するのか? 画面に「デカダンス根性キャノン発動!」ってどでかい文字が躍って「ファイナルクラーッシュ!」との絶叫が入る・・・うーん、こいつはそんな作品ではないな。

 そしてカブラギのリンクの場にミナトが現れるってのもお約束だな。カブラギもあえてそれを読んで協力させたってのがまた良い。結局なんだかんだと言ってカブラギの行動に同意はしないが、いつも影ながらサポートするというのが彼らしくて良い。恐らく次回では彼も活躍してくれると思われる。

 根本的疑問として、オメガを撃破したとしてもこの世界を消滅させることになったプロセスを止めるのは別問題だと思うんだが。それにその状態だと、相変わらずシステムの支配下。あり得る展開としてはシステムはデカダンス世界を破壊したはずなのに、デカダンス世界そのものが丸ごとバグとして存在することになるという形ぐらいか。「世界にバグは不要」どころか、世界がバグそのものになるという。

 

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