徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

お知らせ

アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

HPワークステーションZ230のメモリを増設する

メモリ増設で作業性向上を狙う

 私は以前よりメインシステムにHPのワークステーションZ230を使用している。メモリは予算の関係で8GBを搭載していたのだが、トリプルディスプレイ(デュアルディスプレイ+USBディスプレイ×1)でChromeを複数立ち上げて作業している状況では、デフォルトのメモリ容量ではかなり厳しい状況になってきていた。特にWindows10にアップ後はメモリの負荷が大きいのか、Chromeがしばしばフリーズする状態となり、作業性に問題が出てきている。

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私のマルチディスプレイ環境

 そこでこの際、メモリを増設することにした。以前に蓋を開けて中を見た時に、メモリスロットが2つ空いているのを確認しているので、増設が可能なはずである。使用するメモリはDDR3-1600のECCタイプが指定されている。ECCタイプなので通常のメモリよりは高くつくが、それでもAmazonで調べたところ、Samsung純正の4GB×2で1万円以下で販売されているようなので即決である(私がマシンを導入した頃は、メモリだけで数万円した)。

    
私が使用したのは上記のサムソンメモリーだが今は品切れの模様
 
これでも使用できそう

 メモリは4日ほどで到着。封筒での簡易包装だが、内部はしっかりと梱包されているので損傷等の問題はない。

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封筒で送られてきたが

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中はキチンと梱包されている

 中身を確認するとセットアップに入る。

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モノを確認

 

 

作業は至って簡単

 半月ぶりぐらいにマシンをラックから引っ張り出すと蓋を開ける。ワークステーションは作業性が良くなっているので、ドライバ等はなくても簡単に蓋を開けることができる。

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足下のZ230を引っ張り出す

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サイドパネルはドライバいらずで開けられる

 以前にサウンドボードを刺した時に内部に掃除機をかけたので、今回は中に特にゴミは溜まっていない。メモリスロットが2つ空いているのを確認すると、そこにメモリカードを刺す。ストッパーを開いてからカードをスロットに真っ直ぐに押し込むだけなので極めて簡単である。

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内部はまだ綺麗なようだ

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メモリスロットが2つ空いている

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購入したメモリをセット

 

 

ちょっとしたメッセージが出たが、快適に機動

 後は配線を元に戻して(実はこの時にUSB3.0のデバイスをUSB2.0のポートに間違って挿してしまって、動かないなんてドタバタがあったのだが)、ブートをかける。最初のブートの時には「以前の時とシステムのメモリ容量が変わっているけど、このまま起動して良いのか」という主旨のメッセージが出るが気にせずにF1キーでブート。ワークステーションは作業性の良さが災いして、知らない間にメモリが抜かれて盗まれるという事件が多かったための警告なんだろう。ちなみにワークステーションは盗難防止のためにサイドパネルに鍵がかけられるようになっている。

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盗難対策にはこの部分に南京錠でもかけておく

 起動してシステムを確認するとメモリが8GB→16GBに問題なく増えている。これでマルチウィンドウでChromeを複数立ち上げまくってもマシンがスローダウンすることがなくなった。ブログの管理などには、Chromeを複数に画像加工ソフトを立ち上げてなんて作業環境が多かったので、これで日々の作業が快適に行えることになる。

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before→after

 メモリ増設はマシンの性能アップでは一番お手軽で御利益も出やすいのでお勧め。特にやや昔にマシンを導入した者はメモリが高価なために搭載量を減らしたなんてこともあるだろう。しかし導入当時よりもメモリは価格が低下している場合が多いので、一度調べてみることをお勧めする。

 

 

HuaweiのMediaPad M5 Liteでフル充電できないトラブルが発生

充電が出来ない!?

 私は今年の2月に中華パッド(HuaweiのMediaPad M5 Lite)を購入して、我が家のDIGA(DMR-BRT1060)で録画した番組をPanasonicの「どこでもDIGA」を使って倍速再生で視聴するという目的に使用していた。

 なおこのソフトはPanasonicの比較的新しめのレコーダーでないと対応していない。実は私はDMR-BRT1060はこれのために昨年購入したものである。

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我が家の録画機DMR-BRT1060
     

 DIGA本体だと1.3倍速再生が限界なので2.0倍速再生できるこのソフトは非常にありがたく、これによる高速視聴が私の教ドキュの執筆を支えているといっても良い状況。NHKの番組の場合、アナウンサーが滑舌良くゆっくり目に喋っているので、倍速再生でも聞き取りに問題が生じない。ただし民報の番組で磯田氏などがハイテンションでまくし立てると聞き取りにくくなるので、その場合は随時速度を落とすことになる。

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右下の2.0は倍速再生の意味

 しかし先日、この導入して間もないMediaPad M5 Liteに「フル充電が出来ない」というトラブルが発生して、対応にドタバタする羽目になってしまった。そもそもは電源からはずして別の部屋に持っていった時に、バッテリー残量が35%ほどになっていたので、「あれ、キチンとケーブルが刺さってなかったかな?」と思いつつ、バッテリー残量が15%ぐらいになるまで使ってから、部屋に戻して充電ケーブルを刺したところ、それから2時間経ってもバッテリー残量が20%を越えないのに気がついたという次第。

 

 

原因調査開始

 バッテリーの充電が出来ないという場合には可能性の高い順に確認の手順がある。まず最初は

1.本体が何らかの暴走をしている

 本体が暴走してしまって充電が走らないということは実は結構良くある。こういう場合にはとにかく一旦完全に電源を落としてからしばらく後に再度立ち上げるというハードリセットが必要になる。実際に今までの私のはiPhoneでこれを何度か経験している。

 しかし今回の場合はハードリセットしても状況は変わらなかった。

2.ケーブルやACアダプタに問題が発生していないか

 実は充電トラブルで多い原因が一番単純なこれ。特に多いのがケーブルの損傷。特に要注意はUSBケーブルの端子の首の部分だ。曲げ伸ばしによってこの首の部分が断線するというパターンが実に多い。

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この部分が断線しやすい

 しかし私の場合はほとんどケーブルを動かしていないので目に見える損傷はない。ACアダプタの方も同様。ただそれでも念のためにケーブルとアダプタのセットを予備の物に変えてみたが、結果は同じであった。

 

 

3.バッテリーの損傷を疑ってみる

 これで駄目な場合はバッテリーが寿命が来ている場合が多い。ただこれが原因の場合は素人にはお手上げ。メーカー送りと言うことになる。2年以上経っている機器の場合にはこれが原因の場合が多く、バッテリー交換となるとそれなりの費用が発生するので、その時には機器自体の更新も視野に入れないといけないことになる。まあこれが最悪の事態である。ただ私の場合は購入は今年の2月なのでもしこれなら初期不良。中国製だけに可能性がないわけではないが、この可能性についてはとりあえず頭に入れておくだけで次の対処法を検討する。

4.バッテリーをリセットする

 リチウムイオン電池は一つ間違うと火を吹く危険がある代物だけに、専用の回路で充電等をコントロールしている。これが電池の経年劣化その他が原因でたまにうまく働かなくなることがある。その場合にはバッテリー自体をリセットする必要がある

 この方法は「一度完全放電させてしまってから、再度充電する」というもの。ただし気をつけないといけないのは、完全放電と言っても本当に電力が全く残らないところまで完全放電してしまった場合(かなり長期間の放置など)はバッテリーのコントローラ自体が起動できなくて永久に充電できなくなる可能性があること。

 実際に試す場合は本体から充電ケーブルをはずした状態で機器を使用し続け、バッテリー残量低下で機器が自動停止するまで放置するということになる。私の場合はケーブルを抜いてからYouTubeを再生させて放置した(音を出させた方がバッテリー消費が早いだろうという考え)。しばらく放置後、バッテリー警告が出てマシンが自動シャットダウンしたので、それを確認してからケーブルを刺して充電を開始した。

 なおここでマシンが反応するようになるまではしばし時間がかかるので注意。もしかしてマシンにトドメを刺してしまったかと不安になったりするが、最低でも30分は放置すること。すると充電をしている旨のメッセージなどが出てくる。

 

 

結局原因は

 結論から言うと、私は4のバッテリーリセットで回復した。2時間ほどで無事に100%充電が可能となり、その後も問題なくマシンが使用できている。今回なぜこのような事態が発生したかは不明であるが、私の推測ではバッテリーの性能低下ではないかと考えている。どうもこのパッドはバッテリーに対する負荷が強めであることを感じるので、もしかしたら通常よりもバッテリーの劣化が早いのかもしれない(私もかなり酷使しているし)。もしかしたら2年後ぐらいにまたトラブルが出る可能性もあり得るが、そもそもそんな高い品ではないし、その時には更新も視野に入れて考える必要がありそうだ。

 

 

Sound Blaster Audigy Fx PCI-e SB-AGY-FXを試してみる

サウンドカードを新規導入

 Amazonに注文していたCreativeのハイレゾ対応カードのSound Blaster Audigy Fx PCI-e SB-AGY-FXがやっと到着、早速装着してテストしてみることにした。

  

 私のHPのワークステーションの蓋を開けるのは久しぶりだが、開けると中がとんでもないホコリまみれだったので、この際に掃除も併せて実行。ホコリを除いた後に開いていたベイにボードを取り付ける。ワークステーションは作業性が良くなっており、ドライバーがなくてもボードの取り付けが容易に出来るようになっている。

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ロープロファイル用の取り付け金具も付属

 

音量だけでなく音質が向上

 再起動後には問題なく音が出た。まずビックリしたのは以前のオンボードサウンドのラインアウトと比較して音量レベルが全く違うこと。爆音で起動音が出たので、危うくスピーカーをぶっ飛ばすところであった。今まで3時の位置まで上げていたアンプのメインボリュームが10時の位置ぐらいで十分という出力の差。しかもこれでもサウンドの設定を見るとVOLUMEは80%設定になっている。出力が桁違いである。

 とりあえず前回同様にベルリンフィルデジタルコンサートホールに接続、ペトレンコによるマーラーの交響曲第6番でチェックする。感じるのは音の透明感が上がったこと。恐らくノイズレベルがかなり下がったのだと思われる。また低域に向かってレンジが伸びた印象であり、前日よりもサブウーハーが快調に活躍している。もっともこのサブウーハー、ほとんど低域端設定なので、単独で鳴らした時に出るのはティンパニの低音ぐらいで、後はほとんど音が出ていないに等しい状況。しかしこれでも全体の音がグッと締まるのだから見事である。狙い通りの働きをしていると言って良い。

 

しかしユーティリティインストールでトラブル発生

 ただトラブルは後から来た。付属していたユーティリティディスクをインストールした途端、なぜか音が全く出なくなるというトラブルが発生。設定をあちこち見たものの原因は不明。結局はインストールしたユーティリティをアンインストールすることで解決というオチ。

 しかしこの状態だと、一応音は出ているのだが機能拡張が出来ず、今後サラウンドでもしようとすると困る(多分しないが)。そこでネットで調べたところすぐに原因は判明。付属のユーティリティーのバージョンが古いためにドライバがWindows10に対応していないようだ。とりあえずCreativeの製品ページから最新のユーティリティーをダウンロードすることで解決した。とんだトラップである。

jp.creative.com

追記:その後、Windows10のアップデートに伴って音声がおかしくなるというトラブルが発生し、再びてんやわんやすることになりました。その顛末と解決編はこちらです。

www.ksagi.work

 

PC用サウンドにFOSTEX アクティブ・サブウーハー PM-SUBmini2を導入、小型ウーハーの効果を確認する

お籠もりの中PCサウンドシステムを一新

 お籠もりのストレスフルな生活が続く中、私はライブ禁断症を誤魔化すためにPCでのベルリンフィルデジタルコンサートホールを楽しんでいる状況だが、そもそも私のPCは仕事用(ただし本業の仕事ではない)に組んだ事務用ワークステーションなので、サウンドシステムの方は全く考慮しておらず、音は「出るだけ」という状況だった。さすがにこれではあまりにお粗末すぎて音楽を聴けるものではないと、先日メインのスピーカーをFostexのものに更新した。

   

 結構素直な特性で、一応ハイレゾ対応を謳っているだけあって高域の伸びはまずまずあるようで(スピーカーの特性以前に高域は私の耳自体がかなり腐っているが)、そちらの方は満足していたのであるが、やはりサイズからくる限界というものもあり、特に低域がスパッと切れてしまっているのは明らか。ベースやティンパニなどの腹にズシッとくる感覚がどうしても皆無。そこで物欲解放でAmazonでFostexのサブウーファーをポチッと購入することにした。

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私の現在のPC音響システム

 なおこういう時に問題になる予算については、今月度はこの3ヶ月分ぐらいのコンサートチケットの払い戻しを一挙に受けている状態(外来オケを複数含んでいるので意外に大きな金額)で、例年のこの月にはあり得ないぐらいの健全財政状態になっていることから、それらを購入資金に充てることにした。いわば過去の貯金を放出したようなものだ。

 

Fostexの小型サブウーハーを導入

 購入したのはFOSTEX アクティブ・サブウーハー PM-SUBmini2。一般的なサブウーファーは30センチ角ぐらいのサイズと10キロ程度の重量があるのに対して、このサブウーファーは20センチ角程度の小型で重量も軽めであることが決め手。そもそもPCシステムなので部屋に響き渡るような重低音は端から求めていない。要求するのは今のシステムの低域をもう少し補う程度。さらに設置スペースとしてはディスプレイの裏側を想定しているので、そこに置けるのは20センチ角が限界というのが最も大きな選択基準である。また1万円台という価格も私の予算内。

   

 ちなみにこの際にアンプも以前の間に合わせから、そもそも過去にメインシステム(これが実は現状ではほぼ稼働させていないのだが)のために導入したアンプDENONのPMA-390REに切り替えることにした。あの簡易アンプも価格を考えると十二分なCPで気に入っていたのだが、残念ながらFostexのP802-Sはやや低能率であるために、ガンガン鳴らすには少々パワー不足気味であったためである。

   

 

接続及び調整は簡単

 接続についてはPMA-390REにはプリアウトがあるためにここと裏側のINPUTをRCAケーブルで直接に接続することになる。なおプリアウトがないアンプを使用する場合には、ソース(今の場合はPCのラインアウト)からの入力をここに接続し、となりのTHRU端子からRCAケーブルでアンプに接続する形になる。プリアウトを使用するメリットは、ソース切り替えが出来ることとマスターボリュームですべて調整できること、さらにこの接続だとPCの音声だけでなくCDプレイヤーからの再生もサブウーファーを使用することが出来る。

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PM-SUBmini2の背面端子

 なおサブウーファー側での調整はFREQUENCYとVOLUMEがある。FREQUENCYはいわゆるクロスオーバー周波数のことで、これを上げるほどサブウーファーの音に中高音域が含まれることになる。メインスピーカーの低域能力が低ければ低いほどここを上げることになるが、あまり上げすぎると中高音域がにごったり定位が悪くなることになる。VOLUMEの方はそのものズバリの音量。これを音を聞きながら調整することになる。なお私の場合は、メインスピーカーをオフにしてサブウーファーの音だけを聞きながら調整した。結果としてはFREQUENCYはかなり絞った状態、VOLUMEはやや上げた状態でバランスを取ることにした(低域末端強調型)。なおソースやシステムによってはスピーカーの位相が反転してサブウーファーを入れた時に低域が打ち消し合ってしまうという現象が稀に起こるので、そのような現象が発生した時にはPHASEのトグルスイッチをONにして位相を反転させる操作が必要だが、通常は触ることはほとんどなかろう。

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モニターの後ろにスッポリ収まった

 狙い通りにモニター後ろのスペースに本体が収まった。これからはここから低音がブイブイと出てくるわけである。

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ここが低音吹き出し口になる

 さっそく試してみたが、今まで軽かった低音に重みが加わり、なかなか御利益を感じることが出来る。なお今回視聴に使用したのはベルリンフィルデジタルコンサートホールの2019年度のペトレンコによるマーラーの交響曲第6番。冒頭からベルリンフィルによる荒々しい重低音の嵐が吹き荒れるので、ウーファーテストには最適である。怒濤のティンパニやハンマーなどの迫力が大幅アップである。

 なお本日、1ヶ月の無料視聴期間が切れてしまったので、私はベルリンフィルデジタルコンサートホールに正式に加入することにした。1ヶ月1700円ちょっと(ユーロ相場により変動あり)。何やらベルリンフィルの巧みなビジネスに嵌められた感もある。

 なおスピーカーシステムの見直しだけでなく、PC本体の方も現状のオンボードサウンドではソースに問題があるだろうとのことで、こちらもCreativeのハイレゾ対応カードのSound Blaster Audigy Fx PCI-e SB-AGY-FXを注文している。ここのところのドタバタでAmazonの発送作業が遅れているようだが、こちらも到着次第装着してテストしてみる予定。

  

 

東響のライブ配信に向けてPC用のスピーカーシステムを一新した

 先日、AmazonでポチッとしたPC用のスピーカーが到着したので早速セットアップ。以前はRolandの安物のアンプ内蔵型スピーカーを使用していたのでとにかく音が貧弱だったが、まあPC用ということで仕方なしに間に合わせていたのだが、先日東響のライブ配信を聞いた時に、さすがにこのスピーカーシステムではニコニコ動画でもツラいと痛感したことから急遽調達。

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私のPCシステム(before)

 今回購入したのはFOSTEXのかんすぴシステムP802-S。アンプは以前に購入したLepai デジタルアンプ LP-2020Aが余っていたのでそれを使用することを前提にして、あえてアンプ内蔵ではない単体のスピーカーを選択することにした。

今回購入したスピーカー(画像クリックでAmazonに飛びます)
アンプは後継機に代わっているようです。

 

 

  私もかつてはオーディオマニアとして、アンプには20万円近く、スピーカーは1本5万円クラスという当時の一般マニアの間ではミドルクラスと言われるレベルのシステムを揃えていたこともあった。ちなみにFOSTEXはその頃に自作スピーカーのユニットでお世話になったメーカーでもある(当時作ったテレビ用スピーカーが実は今でも単なるテレビ台として健在)。当時の私は長岡鉄男氏の自作スピーカーの本がバイブルだった(笑)。スピーカー自作だけでなく、スピーカーに鉛を載せたり、ケーブルを変更して音の変化をチェックしたり、アナログプレーヤーなんかもかなり改造をしていたりなど、予算の不足している分は技術でカバーしようというタイプのマニアであった。

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私のPCシステム(after)

 しかし今はアンプは老朽化で退役、スピーカーはエッジを張り替えてまだ一応現役ではあるが、音楽生活がライブ中心に変化したことで、滅多に鳴らすこともなくなってしまった。その上に私自身の耳も老化のせいでモスキート音なんて全く聞こえないぐらいに腐ってしまっている(若い頃は、可聴帯の上限とされていた20KHz以上の音も聞こえていたので、CDの音の悪さには辟易していた)。というわけで、現在の私はオーディオの灯を入れることも滅多になくなってしまっている。

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2本で1万円のスピーカー

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数千円のアンプ

 そのような経歴のある私からすると、数千円のアンプに2本で1万円のスピーカーでこれだけの音が出ると言うのは笑うしかないというところ。2wayスピーカーになったことで、明らかに以前のシステムよりはレンジは広がっている。特にこのアンプは以前に液晶テレビ導入に伴ってうちのAVシステムを更新した時に間に合わせに導入したアンプだが、その時に意外にスピーカーをドライブするので感心していたのだが、今回も十分にスピーカーをドライブしてくれている。かなりCPの高いアンプである。

 さすがにCDをスピーカーに向き合って聴く気にはならないが、日常的にPCのサウンドを鳴らしたり、BGM的に使用するにはもう十二分だろう。とりあえず3/14の東響のライブ配信はこのシステムで臨むことにする。

tokyosymphony.jp

 

録画番組の持ち出し視聴用に中華パッド(HuaweiのMediaPad M5 Lite)を購入

Nexus7の後継を探す

 以前よりうちのディーガで録画した番組を持ち出して外で視聴するということをしていたのだが、やはりiPhoneでは画面が小さすぎて老眼が進みつつある目にはツラい。そこでNexus7を売却してからずっと使っていなかった8インチパッドが欲しくなってきた。

 そこでNexus7の後継になりそうな機種を調べたところ、ASUSが出している物は高すぎるし、他のメーカーは壊滅状況、当然ながらipadなんかは予算的に問題外。予算である1万円台というラインに収まるのは、何だかんだで現在いろいろとお騒がせのHuaweiぐらいしか選択肢がないという結果に。中国製だけにハードに何が仕掛けられているかが分からないという不気味さがあるが、もし日中間に事があってパッドが勝手に官庁のサーバでも攻撃し始めた場合には叩き割るという覚悟(笑)で購入することにする。

 

 

本体が到着したのでセットアップ

 とりあえずビックカメラのダイレクトでHuaweiのMediaPad M5 Liteを1万円台で購入した。求めていた性能は、持ち出し動画再生に十分な性能と画面の美しさ。用途としては持ち出し動画以外にはKindle。なおゲームはしないので処理速度はそう早くなくても可というところ。

Amazonでも売ってます

 白い箱に入ったピカピカのマシンが送ってくるので、まずは最初にケースをつけるのとガラスパネルを貼り付けることから。

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白箱が到着

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中からはピカピカのパッドが

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ガラスパネルを貼り付けてケースを装着

   

 その後USBを刺して電源を入れるとセットアップが始まる。

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セットアップ開始

 気になるのはどうもHuawei独自の仕様らしき物があちこちに見えること。それが不気味である。なおトランプの嫌がらせでGoogleなどが使えなくなるという噂はあったが、今のところは特に問題なく使えるようだ。

 

 

どこでもDIGAをインストール

 とりあえずまずはパナソニックのサイトから「どこでもDIGA」をインストール。DMR-BRT1060から録画番組を転送する。番組転送の際にはレコーダーとPadが同じLANに乗っている必要があるので注意。さらにこのソフトを使用するにはパナソニックのサイトへの登録が必要である(宅外視聴などの際、ファイルのやりとりをパナソニックのサーバを経由して行っているようだ)。だからもし将来パナソニックが経営破綻などしたら、この機能は使えなくなる可能性がある(笑)。

 なおこのソフトはPanasonicの比較的新しめのレコーダーでないと対応していない。実は私はDMR-BRT1060はこれのために昨年購入したものである。

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我が家の録画機DMR-BRT1060
     

 なおこの時に注意事項は番組を持ち出しするとコピー回数が1つ減ること。地上波などのダビ10の番組の場合は良いが、CSなどのコピ1の番組は持ち出し番組を転送するとオリジナルが消去されてしまう。こうなると劣化コピーしか残らない上に、そのファイルはどこにも動かせないという状況になるので要注意。これを防ぐには持ち出し番組を転送するのではなく、Wi-Fiが使える場所で宅外視聴をするしかない。ただ宅外視聴はWi-Fiの条件にかなり左右され、条件が良くない時には接続が上手くいかないことがよくあるので要注意である。なおPanasonicの会員については、無料会員と有料会員があるが、有料会員になると最大2.0倍速での再生が可能となる。これはNHKの教養系番組を見る場合などにはかなり有効。実は私は最近は教ドキュ用の番組はほとんどこれで視聴している。

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どこでもDIGAをインストール

 とりあえず持ち出し番組を映してみたが、ここで見る限りでは画質の劣化も感じられないしなかなか綺麗である。

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画面はまずまず綺麗である

 ただ持ち出し番組は結構容量を食うのも注意。(2022年時点での注:私は以前にこのソフトは本体メモリー上にしかファイルを置けないので困ると書いたが、その後にストレージのデフォルトをSDカードに設定したらそちらファイルを置けるようになったようである)。気をつけないとあっという間にメモリを圧迫しているということになりがち。特にファイルを一番高精細の設定で送ると、1ファイルで軽くギガ単位の容量を食うので注意する必要がある。

 

 

KindleのデータはSDカードに移す

 不幸中の幸いはKindleの方は最近になってSDカードへの転送が可能になっていたこと。Kindleも本体メモリーのみだったら、早速行き詰まるところであった。アプリの設定のところから外部メモリーを選択できるようになっている。

 

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Kindleもバッチリ綺麗に見られる

 

 

充電にだけは注意が必要

 使用感としてはまずまず。液晶は綺麗だし、速度も私の使い方では不満を感じることはない。ただ要注意なのは液晶がかなり電力を食うらしく、画面をつけたままではセルフパワーのUSBハブにつないでもバッテリーに充電できずにバッテリー残量が減っていく一方だったこと。このマシンに充電するには、付属のかなりドデカいACアダプタを使用して充電するしかないようだ(それでなかったら画面を消した上でセルフパワーUSBで長時間かけて充電する)。ただし内蔵バッテリーが強力なのか、一旦フル充電をしたら普通に使用する場合においてはバッテリーに不安はなかった。

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ドデカいACアダプタが付属している

 

ASUSの1万円台の格安PC(E402WA)を購入して、500GのSSDを搭載してみた

外出時作業用にASUSの格安PCを購入

 以前に少し言ったことがあるが、私が外出先でブログの管理が出来なくなる問題を解消するために、先日Windows10のノートPCを購入した。と言ってもとにかく軍資金不足著しい中なので、なるべく格安のPCを探したところ、ASUSのE402WAがビックカメラで1万円台で発売されていたことから、これを購入した。

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ASUS E402WA

 このPC、CPUはAMDということでやや非力。少々動作にもっさりしたところがある。また性能上の一番のネックはストレージがeMMCの32Gだけということで、かなり容量が限られている。ただそれでも私の用途がブログの管理だけと言うことでインストールするソフトも限られている(FTPソフトと画像処理のGIMP、画像サイズ変換のための「縮小専用」ぐらい)ので、これで問題なく使用していた。

 しかしこの前、Windows10の強制アップデートが実行された結果、メモリー残量が10Gを大きく割り込むことに・・・。さすがにこれでは実用上問題が出るのでSSDの500Gを搭載し、システムを丸ごとこちらに移してしまうことにした。

 

 

500G-SSDメモリの取り付け

 このマシンは裏側にHDやSSDを取り付けられるベイがあるので、取り付け自体は簡単である。これの前のタイプではPCを分解しないとアクセス出来なかったと言うから、非常にありがたい仕様になっている。

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本体裏にこのようなベイがある

 今回はSamsungの500GメモリーをAmazonで購入。

   

私が買ったのはこれ

 

この辺りも信頼性はありそう

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金属枠がはまっているので、これを取り外す

 なおこの金属枠はSSD本体にネジ止め出来るのだが、今回私はネジを持っていなかったので、そのまま金属枠を当てただけで設置した。

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SSDの取り付け完了

 これで後は蓋を戻せばSSDの物理的取り付けは完了である。

 

 

ディスクをコピーする

 この状態でPCを起動すると、取り付けたはずのSSDがマイコンピュータから全く見えないので焦るが、それはSSDがまだフォーマットされていないから。Windowsボタンのところの右クリックメニューから「ディスクの管理」を選んぶと、上のディスク0にSSDがあるから、これをMBR形式のNTFSフォーマットすると、目出度くドライブが見えるようになる。

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Windowsボタン右クリックメニューからディスクの管理を選択

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ディスクの管理メニューでハードディスク0をフォーマット

 次はディスクのクローンであるが、これはフリーソフトの「EaseUS Todo Backup Free」(公式HP:https://jp.easeus.com/backup-software/free.html) を使用する。今回はディスクのクローンだけなのでフリー版を使用するが、有償版だと定期的なシステムバックアップなどさらに様々な機能があるようである。窓の杜などからもダウンロードできる。

 指示に従いながらインストールして起動すると、最初にライセンス認証が出てくるので、フリーで使用する場合には「後で」を選択。

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起動直後のライセンス認証は「後で」

 するとまずコピーのソースを聞いてくるので、ここではハードディスク1の方をチェックして「次へ」。

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ソースはハードディスク1を選んで「次へ」

 次はコピー先を聞いてくるから、今度はハードディスク0をチェックして「次へ」。

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ターゲットはハードディスク0を選んで「次へ」

 するとガリガリと丸ごとコピーが始まる。私の場合は5分ほどで終了した。

 

 

BIOSを操作してSSDを起動ドライブに設定する

 コピーが終了すると、起動ドライブをSSDに設定する必要があるので、BIOSを触ることになる。BIOSを呼び出すのはF2ボタンを押しながら起動させるとのことだが、なぜか私はこの方法ではBIOSを呼び出すことが出来なかったので、ASUSのサポートページ(https://www.asus.com/jp/support/FAQ/1013015)を参考にして、『「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→PCの起動をカスタマイズする配下の「今すぐ再起動」からWindowsの回復環境へアクセスし、そちらで「トラブルシューティング」→「詳細設定」→「UEFI....」からBIOSへアクセス』という方法でBIOSを起動させた。

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私には懐かしいASUSのBIOS画面

 すると昔にASUSのマザーボードを使ってPCを自作していた頃によく見た記憶のあるASUSのBIOS画面が出てくるので、ここでBOOTの設定のところにSSDを選択してSAVEしてBIOSを終了する。

 

 

SSDの未割り当て領域をCドライブに合流させる

 再起動すると目出度くSSDがCドライブとなってこちらで起動している。しかし困ったことに436Gが未割り当てになっていて32GしかSSDを使用していない状態になっているので、これを何とかすることにする。

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SSDの大半が未割り当て領域になっている

 ここで一番簡単なのは未割り当て部分をシンプルボリュームにしてしまうことだが、こうするとCドライブとは別のドライブになってしまうので、どうせならCドライブと合流させたい。しかしここで問題になるのはCドライブの隣にあるRECOVERY領域。Cドライブと未割り当て部分が直接隣り合っていたらCドライブの拡張でそのまま合流させられるのだが、間にRECOVERY領域があるためにディスクの管理からではこれを合流させることは出来ないので特殊なツールが必要となる。

 この時に使用するのが「Mini Tool Partition Wizard」というソフト。非商用の場合は無料で使用できるので、これを窓の杜からダウンロードしてインストール。起動すると下のような画面でパーティションを自在に動かせるので、RECOVERY領域を一番端に追いやってから、Cドライブを最大まで拡張する設定にする。こうやっておいて左上の「適用」を選択するとあっという間にドライブが変更されて目出度し目出度しである。

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チョイチョイと領域を動かして「適用」

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目出度くCドライブが拡張

 なおRECOVERY領域の場所を動かすと使用できなくなる可能性があるとの話があるが、私は試していないのでそれは分からない。なお最悪の場合のためにディスク1はそのまま残しておくつもり。BIOSでブートドライブをこちらに戻せば、いつでも元に戻せると言うわけ。今更32Gぐらいを足しても仕方ないし。

 これで私のPCも500Gにパワーアップ。これでもう少し他のソフトも入れることが出来るし、少々のデータも置くことが出来るようになった。