徒然草枕

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白鷺館アニメ棟

さんふらわあで九州ぶらり旅に出かける

人生初の「無目的遠征」

 この週末であるが、諸般の事情で九州へと繰り出すことにした。とは言うものの、実のところは九州に行く目的はない状態で九州に行く羽目になってしまった。事の起こりは私が勤め先の30年勤続表彰で旅行ポイントを支給されたこと。この旅行ポイント、会社指定の旅行会社でツアーで利用できるというものなのだが、対象がパックツアーに限られることから私のようなお一人様には極めて使い勝手が悪い(パックツアーは大抵お二人からである)。その上に折も折でこのコロナ下のご時世、旅行自体に行けるようなタイミングが少なくまともに使えないままズルズルと時が過ぎたという状況。

 どうにかこうにかコロナが小康状態になったタイミングを見計らって、珍しくお一人様のフリープランもあったANAパックを使って青森や熊本への遠征を実施したが、それでもまだ5万円分ぐらいのポイントが残ってしまっていた。しかもこの春からANA及びJALがパックツアーを廃止してネット予約のダイナミックパッケージのみに変更してきたために使用できる対象のパックツアーがほぼなくなってしまった。にも関わらず会社の方からは7月中にポイントを使い切れとの催促が。そこでやむなく、残っている中で唯一お一人様プランのあったさんふらわあツーリストのパックツアーを使用することにした次第。と言うわけで、まず旅行会社を選択してからプランを選択するという結果になったために、何の目的もなく大分に行く羽目になってしまったのである。

 とりあえずさんふらわあには金曜日の夜に乗船することにして、六甲アイランドのフェリーターミナルまで車を走らせる。大昔に一度さんふらわあに乗船したことがあるが、その時には旅客で行っているが、今回はどうせポイントが余っていたのだから車を持ち込むことにしている。摩耶ICで阪神高速を降りると、空腹がひどいので船に乗る前に軽く腹に入れておくことにする。近くの「ラーメンたろう摩耶店」に入店。摩耶店特製という「極トロチャーシュー麺(1050円)」を頂く。

ラーメンたろう摩耶店

 細麺に醬油豚骨系のこってりしたスープ。スープと麺の組み合わせは上々。だがやはり一番の特徴は極トロチャーシューだろう。チャーシューというよりも角煮のような分厚い肉がトロトロである。なかなかのボリュームに圧倒される。

極トロチャーシュー麺

麺は細麺

チャーシューというより豚角煮

 

 

フェリー埠頭へ

 ラーメンで軽く腹を満たすとフェリーターミナルへと移動する。乗船開始1時間前ぐらいにフェリーターミナルに到着すると、乗船手続きを済ませてからしばし車の中でビデオでも見ながら時間をつぶすことに。

フェリーは港で見ると異様にでかい

ターミナルで乗船手続き

 しばらく後に乗船時刻が来るので順番にフェリーに乗り込む。大型トラックは桟橋で上のフロアに入るようだが、乗用車は艦尾から2階とかの車庫に入るようである。車を置くと荷物を持ち出して客室へ。車を持ち込むとデフォルトで雑魚寝がついているが、このコロナのご時世に雑魚寝はしたくないので私は追加料金を払ってシングルルームを確保している。

いざ乗船

 

 

さんふらわあの船の旅

 シングルルームは相変わらず狭いし(新今宮のホテルよりもさらに狭い)、窓がないことから来る圧迫感もひどい。さすがに別名「さんふらわあ独房」である。

さんふらわあ独房・・・でなくてシングル

一応洗面台付き

 独房に荷物を置くととりあえずレストランにバイキング夕食を摂りに行く。乗船手続きの際に船内使用可の1000円券をもらっているし、今は夕食代が1500円に下がっているとのことなので、実質的には500円である。料理のレベルはさして高いとは思わないが、まあ500円なら悪くはない。

レストランフロアは5階

さんふらわあバイキング

 食事を摂っている間に船が出航するので、とりあえず展望浴場に行って汗を流すことにする。この風呂も新今宮のホテルより少し大きいぐらいか。手足を伸ばせる風呂でとりあえず体をほぐしておく。

いよいよ出港

隣のターミナルには新門司港行きの阪九フェリーが

 部屋に戻るとグッタリである。まず灼熱地獄の中の長距離ドライブにまつわる疲労、さらにはここのところの仕事のプレッシャーから来る精神的疲労、さらには船上であるために常に足下が揺れていることからくる疲労。この辺りが複合的に体にのしかかっていて何をする気も起きない。結局はそのまま早めに寝ることにする。

 

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