朝食は待たされることに
翌朝は7時に起床。正直なところあからさまに寝不足で、目覚ましに叩き起こされたという感じである。足が張っているだけでなく体も非常に重い。
朝食のためにレストランに行くが大混雑のためにしばらく待たされる。今日は殊更に急いではいないので良いが、計画が厳しい時なら朝から何分も待たされたら予定どころではないところだ。やたらに待ち時間の長いエレベーターといい、どうも細かい不満が出るホテルだ。
チェックアウト前にもう一度入浴してから9時頃にチェックアウト。さて今日の予定だが、ほとんど何も入れていない。と言うのも今日は一気に関西まで長距離ドライブになる上に、遠征もこの頃になると体が大分ヘロヘロになって無理は出来ないだろうことが予想されたため、今日は予備日のような扱いにしている。ここまでの日程でこなしきれないスケジュールが残ったら今日に回すつもりだったのだが、例によって私は仕事以上の勤勉さで予定のスケジュールをガツガツとこなしていったため、予備日に回すスケジュールがなくなった次第。
岡崎城に立ち寄ることにする
とは言ってもこのまま移動だけで一日終わるのもつまらない。と言うか、それだとホテルに早く着きすぎる。そこで考えているプランはある。それは岡崎に立ち寄るというもの。初日に岡崎で宿泊したものの、あの時は本当にただ泊まっただけになっている。やはり岡崎城ぐらい立ち寄っておくかということと、あの宿泊で受け取った「家康公クーポン」を全く使用していないというのがあまりに勿体ないというのが理由である。
東名高速で岡崎を目指す。ある程度予測はしていたが岡崎手前で渋滞に遭遇、そこで1つ手前の音羽蒲郡ICで東名を降りる。ここから国道1号線で岡崎を目指すが、こちらもところどころでつかえまくる状態でスムーズに走れない。なかなかにストレスの溜まる行程である。
予定よりもかなり時間を費やしてようやく岡崎城に到着する。岡崎城の観光用駐車場に車を置くと岡崎城の見学に入る。岡崎城は2008年に訪問しているが、あまりに昔なので詳細は覚えていない。
駐車場から見える石垣がかなり立派だが、中に入ってもとにかく堀の規模の大きさに驚かされる。ここは南は川で守られているので、後はこの堀と組み合わせて万全の守備を誇ることになる。
家康公クーポンには天守の入場券も付いているので一応入場する。とは言うもののコンクリートの城型展望台はあまり興味の持てるものではない。内部は大勢の観光客でごった返していたし、早々に降りてくる。今の私にはコンクリート天守よりもこの立派な堀と石垣の方が魅力的だ。
ホンダム像に家康からくり時計
岡崎城内には、あまりに強すぎて某アニメではとうとうロボットにされてしまったホンダムとこと本多忠勝の像もある。また三河武士の館なる博物館も。ここの展示は家康の生涯にまつわること。関ヶ原の合戦のジオラマが最大の売りらしい。
岡崎城を一渡り見学した後は、家康公クーポンを使うために茶店へ。宇治金時を頂いてクールダウン。
岡崎城の見学後はここから西の川を渡ったところにある味噌工場に立ち寄る。ここでの飲食に家康公クーポンが使える上に、赤味噌をもらえるとの話である。しかし行った先は車を止める場所もないぐらいで、食堂の方も一杯で40分待ちとのこと。とてもそんなに待っていられないので諦めるが、家康ラーメンにもクーポン使用可能とのことなので、土産に家康ラーメンを持って帰ることにする。
さすがに岡崎は家康一色であった。ただ関西人は豊臣家を滅ぼした家康に対してあまり良い心証を持っていないと言われており、そのメンタリティーは実は私も持っている。だからあまりに家康一色だと時々イラッと感じるところもある。元をたどればそもそも秀吉は尾張の人間なので非合理な話ではあるが、感情の問題というやつである。これは理論や知識でどうなるものでもない。だから感情の問題はこじれるとややこしいのである。
おごと温泉に移動する
今日予定していたところはこれで大体終了。もう昼は過ぎているし、渋滞が怖いのでさっさと今日の宿泊地に移動することにする。今日の宿泊地は滋賀のおごと温泉。滋賀では昔から知られる古湯。つい最近まではいかがわしい歓楽街としてのよろしくないイメージが先行していたのだが、近年になってイメージチェンジを図っている温泉地でもある。
幸いにして大した渋滞に出くわすこともなく夕方前におごと温泉に到着する。ここに来て今日は昼食を摂っていなかったことに気づいたが、今更昼食を摂るのも遅すぎるので諦めることにする。
宿泊ホテルである雄山荘はその名の通りびわこを見下ろす山の上に建っている。雄琴温泉の山の上に建っているから雄山荘であって、某マンガのやたらに偉そうで口やかましいグルメ親父は関係ない・・・はずだ。
今回はシングルプランなので、私の部屋はシングル洋室。シンプルな部屋だが琵琶湖の見えるなかなか良い部屋でもある。
入浴してから夕食を堪能
チェックインを済ませるととりあえず大浴場で入浴。おごと温泉の泉質はアルカリ単純泉とのこと。ややヌメリがあるがそう強くはない・・・と言うか、困ったことにあの強烈な梅ヶ島温泉を体験してしまった後では新湯に思えてしまう。普通によい湯なんだが、普通なんだな、あくまで。
テレビを見ながらマッタリと夕食の時間を待つ。夕食は6時からレストランで。いわゆる懐石料理だが、品数が多くてさすがに秋の味覚ということであちこちに松茸が入っているのが特徴。海原雄山ならゴチャゴチャ言いそうだが、私には十二分。一品一品がうまい。デザートなんかにしても、単純にグレープフルーツでなくゼリーにするという一手間かけているのがポイント。
部屋に帰るとベッドに横になってテレビを見ていたが、この頃から昨日の寝不足と疲労から急激に体がしんどくなってくる。結局この日はそのまま8時頃には意識を失ってしまっていた。
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