金石城を回る
歴史民俗史料館のある辺りから奥にかけてが、対馬の宗氏の本拠であった金石城である。ここでは朝鮮通信使を迎えたりもされたらしいが、藩庁の機能は後に桟敷原城に移されたという。現在は櫓門が復元されている。
金石城の背後には宗氏代々の墓所である万松院があるのでこれを見学。墓所は長い石段の上にあり、墓所の創建時からあるという杉の巨木が立っている。鬱蒼として聖地的な雰囲気の漂う場所。この杉からはとてつもないパワーを感じる。
墓所の隣には発掘復元されたという金石城庭園がある。現在は国の名勝に指定されているとか。巨石を配した力強い庭園であり、庭園内を流れる水は背後の山から湧き出しているものだとか。
桟敷原城は陸自の駐屯地に
金石城の次は桟敷原城跡の見学に向かうが、こちらは今は陸自の駐屯場になっていて遺構らしきものはないし、あまり軍事施設の回りで写真を撮っていたら怪しまれそうなので早々に引き返してくる。
この金石城と桟敷原城の間には藩校だった日新館の門とか、かつての武家屋敷跡などが残っており、かつての城下町の面影をとどめている。
昼食を摂ってから迷路の街並みを見学
さてそろそろ昼食にしたいと思っていたら、観光案内所や産直販売所の一角に「ふれあい食堂憩い」なる店を見つけたので、そこで「日替わりランチ(700円)」を頂くことにする。カワハギの唐揚げが美味だが、意外に付け合わせの野菜がうまい。これも地産地消だろうか。
昼食を食べるとこの近くの江戸時代からの迷路の町並みなるものを散策。こて絵のある蔵なんかが残っていて風情があるが、ここを歩いていたら本当に方角が分からなくなる。
さて大分疲れたのであるが、実はまだ一番の難所が控えている。
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