徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

京都市交響楽団 第626回定期演奏会

 翌朝は7時半に目が覚める。とりあえず朝食に行くが、朝食会場は大混雑している。ホテルの宿泊人員に対してレストランスペースが狭すぎるようだ。またスーパーホテルは概して朝食メニューに難があるが、ロハスを名乗っているここのホテルは通常のスーパーホテルよりはやや良いとは言えるが、パンとサラダ中心のメニューには食べるべきものがあまりない。

 朝食を終えると朝風呂に。やっぱりここのホテルの最大のメリットは立地と共にこの大浴場である。これで朝食がもっと良くて、宿泊料がもう少し安くなればもっと私の利用頻度も上がりそうだが・・・。

 チェックアウト時刻の10時ギリギリまで部屋で休んでからホテルを出る。今日の予定は京都での京都市響のコンサートだけ。今は京都の美術館は出し物が全くないので、何の予定もない。観光客を満載したみやこ路快速で京都についたのは11時半頃だが、とにかく行く当てもないのでまずは昼食を摂ることにする。

 昼食はこれまた工夫が全くないが「東洋亭」に行くことにする。今回注文したのはビフカツのランチ

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 相変わらず妙に美味いトマトと、ミディアムの具合が非常にうまいビフカツに、私好みのプリンをつけて贅沢目の昼食を堪能するのである。やっぱりここの洋食は美味いわ。

 

 京都市交響楽団 第626回定期演奏会

 昼食を終えた時には12時過ぎ。コンサートの開演は14時半なのでまだ時間があるが、かと言ってネカフェに入るほどの時間もない。また腹が十分に膨れているので喫茶等に入る気もしない。行く当てもないまま京都駅前の地下街をウロウロした挙げ句、結局は地下街のベンチに座ってしばしボーッと時間をつぶすことに。非生産的で無駄な時間つぶしだが、無駄に金を使うよりは良いか。

 

[指揮]高関 健(常任首席客演指揮者)
[S]木下 美穂子
[T]小原 啓楼
[Br]大西 宇宙
[合唱]京響コーラス、京都市少年合唱団

ブリテン:戦争レクイエム op.66 

 この曲は第二次大戦で破壊されたコヴェントリーの聖マイケル教会の大聖堂が1962年に再建された際に献堂式で演奏するために、ブリテンが作曲したものである。ブリテンの集大成とも言える曲で、戦争を二度と繰り返さないというブリテンの強い思いが籠もったものであるという。

 20世紀音楽という点では現代音楽なんだが、いわゆる無調性の前衛的なピコピコしたおかしな音楽ではなくて、もう少し古典的な雰囲気のある曲。大小2つのオケと合唱団と少年合唱団がそれぞれ入れ替わりで音楽を奏でながらソリスト3人が絡んでいくという複雑な構成の曲なのであるが、最初はバラバラだった各パートが最後には調和していく辺りが非常に感動的。

 演奏はメリハリの効いたものであり、特に印象に残ったのは少年合唱団の美しい歌声。まさに天使の合唱のようであった。また一筋縄ではいかないこの大曲を見事にまとめた高関の手腕が光った。


 なかなかの熱演。場内の盛り上がりもかなりのものであった。再び戦争をしようと考えてる馬鹿共が権力を握っているこのご時世にこの曲を演奏することには大きな意味がありそうだが、その辺りは高関のプレトークでは適当に誤魔化していた。

 

 これでこの週末の予定は終了。それにしても暑さでへばってしまった。やはり夏に奈良や京都なんて内陸都市には行くもんじゃない。いつになったら少しは涼しくなるんだろうか・・・。