徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

お知らせ

アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

三陸鉄道で宮古へ、大槌城、千徳城見学

 昨晩は20時過ぎには意識を失ってしまったのだが、結局はその後、何度か途中覚醒しながらズルズルと7時前まで寝てしまった。ここ最近には珍しいぐらいの長寝。どうやら普段夜寝られないのは運動不足も原因の一つか? 昼は暑かったのでタオルケットで寝てたのだが、夜中になると寒くなってきて掛け布団を押し入れから引っ張り出すことになった。さすがに北国である。

 なおこの宿は座敷童子が出ると言われている宿であるが、私の心が濁っているせいか、それとも爆睡してしまっていたせいか座敷童子には完全に無視されたようである。

 テレビをつけると何やら健康の番組を放送していて、夏に起こりやすい急性腎障害(AKI)なるものを紹介していたのでしばしそれを見る。水分不足などが腎機能に影響するのだという。注意するのは尿の色。これがあまりに濃いようだと腎機能の低下が疑われるので病院へとのこと。また頻尿なども腎機能の低下の可能性があると言う。で、腎機能回復訓練としての有酸素運動とのこと。ここで以前にガッテンにも登場していた上月先生が登場していた。

 ところでこの番組、以前に日テレのアナウンサーだった西尾由佳理氏が出ているようだが、昔とは顔立ちの雰囲気が変わったような気がした。以前から美人ではあるが結構個性的な顔立ちだった方だが、以前に比べてやけに鼻が目立つ顔立ちになった印象。全体的に顔がコケたのだろうか。

 朝食は野菜中心の和食。非常に健康的な印象である。なかなか美味くはあるが、私としてはもう少し肉気も欲しい。

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野菜中心の朝食

 このまま宿にいても仕方ないので、8時過ぎにはチェックアウトしてしまう。その後は、駅前の観光案内所で休息、売店のマスカットサイダーを頂いたり(本当にマスカットの味が強烈にする)、この原稿を入力したりで時間をつぶす。

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マスカットサイダー

 

快速はまゆりで釜石へ

 釜石までは快速はまゆりで移動することにしている。列車の到着時間前に駅に入って列車の到着を待つ。しばし後にキハ110系三両編成のはまゆりが到着。一両が指定席で二両が自由席。やや混雑しているが、遠野で降りる客も多いため何とか席を見つける。

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快速はまゆり

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車内

 列車はしばし遠野周辺の田園地帯を走行するが、間もなく深い山の中に入っていく。沿線にはたまに住宅があるが、テレビ朝日の番組が取材に来そうな雰囲気。

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遠野近郊の風景

 

三陸鉄道で三陸沿岸を視察しつつ宮古へ

 1時間弱を要して列車は釜石に到着。しかし釜石駅が近づくと、沿線にはやけに大勢のカメラを構えた人物がたむろしている。何だと思えば、昨日釜石に到着したSL銀河が間もなく発車する模様。恐らくこの列車でやってきてSL銀河で引き返すという者もいるのだろう。私は向かい側のホームに入線している二両編成の三陸鉄道の車両に乗車する。今回の遠征はこれに乗りに来たようなものでもある。二両編成の後ろの車両は観光用の車両のようだ。団体客らしき連中が乗り込んでいる。

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三陸鉄道車両

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欧風列車内部

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こちらは通常車両

 三陸鉄道車両はクロスシートで中央にテーブルがあるのがうれしいところ。おかげで原稿入力作業がはかどる(笑)。まさに今、現在進行形で原稿入力作業中である。

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私の出張オフィス(笑)

 三陸鉄道はかつてのJR山田線を三陸鉄道が経営を引き継ぐ形で復活させたもの。JRとしては収益性の低い路線と言うことでこの機会に廃線にする気満々だったのだが、地元がそれでは困ると自治体が抱える形で復活させた路線である。

 やがて三陸鉄道の車両はSL銀河と同時刻に発車する。数メートルの間をSLと併走。すぐそこに見えるSLの姿に車内でも興奮する客が数名。さすがに観光鉄道、なかなか考えてある。

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向こうのホームではSL銀河が

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しばしSLと併走する

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SL

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段々と距離が開く

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そして別れ

 

 列車はすぐに山の中を走るが、これが実は海の際。隣の両石駅はまさに海の近くで、恐らく先の津波では甚大な被害が出たであろうと推測される。現在は防潮堤らしきものが建設されている。

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両石では背後に防潮堤が見える

 次の鵜住居駅は新興住宅地の真ん中のイメージ。先の震災で被害を受けた地域を造成し直して復興したようである。海側にはかなり巨大な防潮堤が建設されている。しかし更地がやけに多いのが気になるところ。何となく復興が軌道に乗っていないのではということを感じる。ここで対向列車とすれ違うが、一両編成の対向列車は満員である。

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鵜住居駅の周辺は更地

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ここで対向列車とすれ違う

 隣の大槌も町並みとして鵜住居と同じような印象。海側に巨大な防潮堤があり、造成し直された土地に新しい家がいくつも建っているが、やはり更地が非常に目立つ。それに気になったのは、災害防止のためにやむを得ぬこととは言え、巨大な防潮堤を建設することで海が見えなくなっている。以前にテレビで現地住民が「海と一緒に暮らしてきたのに、完全に海から切り離された」と言っていた意味が実感できた。

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大槌では巨大堤防建設中

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駅の周辺は完全に更地

 吉里吉里は海岸線がやや遠く、山間の斜面であることが幸いしたのか、駅の周辺に見える住宅地は以前からのものと思われ住宅の密度も高い。ここでも海岸に防潮堤を建設中である。

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吉里吉里の奥地は比較的被害は軽微

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浪板海岸の海

 岩手船越駅は本州最東端の駅。山間からやや下ったところに駅がある。駅の左側に当たる高台側集落には被害の様子は見られないが、駅の右側の低地は恐らく壊滅しただろうと思われる。沖合との島の間に土砂の堆積による平地が出来たという地形なので、その平地部の南北両岸に防潮堤が建設中である。

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岩手船越南部の防潮堤

 織笠の駅は位置がGoogleMapと変わっている。以前の所在地の集落が津波で壊滅していることから、その影響だと思われる。次の陸中山田は津波で壊滅した大都市という空気がビンビンと伝わってくる。海側に築かれた高い壁と、更地の目立つ町並みが印象に残る。壁の圧迫感が半端なく、あの壁を越えて超大型巨人が顔を覗かせるのではという妄想さえ浮かぶ。

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かつての織笠駅周辺は何もない

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陸中山田は海の風景を防潮堤が塞ぎ

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駅の周辺は壊滅的

 陸中山田を過ぎると線路はしばし山中を走る。恐らくこの辺りは先の震災でも被害はなかっただろう。沿線は長閑な山間集落でホッとする。山間を長時間走った後に川沿いのやや低地まで降りてきたところが豊間根だが、ここはまだ海からも距離があり、集落も被害を受けていない模様。さらに下った払川辺りも大丈夫そう。

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ホッとするような山間集落の風景

 次の津軽石から宮古市になる。宮古市は先の震災で甚大な被害を被った町であるが、駅の周辺を見る限りでは、今までの町に比べると復興も比較的進んでいる印象を受ける。

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この川を越えると宮古駅

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宮古駅に到着

 三陸鉄道を通して三陸沿岸の実情を目の当たりにしたが、これによると未だに復興が進んでいないという印象が強い。しかも驚くのは東日本震災から8年も経つのに、未だにたかだか防潮堤の工事さえ済んでいない地域があること。安倍が東京利権ピックを最優先にしたツケだろう。こんなことをしておいて復興五輪などと名乗るなどまさに詐欺行為である。と言うか、あの総理は今まで詐欺行為以外はしたことがないが。

 宮古で列車を降りるとここからはレンタカーに乗り換えることにする。駅前のニッポンレンタカーを予約している。貸し出されたのはダイハツのブーン。いかにもパワー不足を感じる車であり、運転感覚は鈍重。

 

大槌城 大槌氏が築いた山上要塞

 最初に目指すのは、ここから南方に走って大槌町の大槌城。室町時代に地方豪族の大槌氏が築いたという山城である。山上まで車で登れるとのことなので山道(と言っても道幅は狭いものの舗装された立派な道路である)を登る。一番上のロータリーになっているところに車を置いて登ったすぐ脇が最高所にある本丸である。

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山頂ロータリーの脇が本丸

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海が見える

 本丸はやや狭い。建物を1つ建てるのが限界だろうと思われる。回りは切り立っており堅固である。ただ整備はされているのだがね草刈りが追いついていないのか、足下が鬱蒼としていて歩きにくい。

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本丸はあまり広くはない

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本丸から二の丸を見下ろす

 この一段下にあるのが二の丸。これがかなり広大な曲輪。この城のメインはここの曲輪にあったろうと思われる。かなりの高所にあって周囲も切り立っているので極めて堅固と言える。なお足下が鬱蒼としているのは相変わらず。

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二の丸へ降りる

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二の丸

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二の丸は奥にかなり深い

 ここからさらに下に三の丸があるが、ここら辺りになると降りる道自体も鬱蒼としていて足下が分からない状態。かなり広さのある三の丸も鬱蒼としている。

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三の丸に降りる道はこの状態

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三の丸

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三の丸も奥に深い

 この下に四の丸もあるらしいが、かなり降りてきているので引き返すことにする。下の方に駐車場があったようなので、そこから四の丸に登れるだろうと考えてのことである。

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四の丸に向かう道はさらに鬱蒼としている

 車まで戻ると下の駐車場に車を置いて登る。すぐに四の丸にたどり着くだろうと考えていたが、これが間違いだった。かなり登って到着したのは、四の丸ならぬ山頂ロータリー。どうやら尾根違いだった模様。

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下の駐車場から登ってみる

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ここを進んでみるが

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何と山上ロータリーに到着してしまう

 こうなったら意地でさらに車道を下に降りてみると、登口があるのを見つける。これこそ本命と睨んで進んでみたのだが、思いの外登りが長い上に道は鬱蒼としていて進むのが大変な状態。それでも意地になってとにかく進んでいくと、ようやく到着したのは・・・二の丸。もうこの時点で天を仰いで「オー、マイブッダ!」である。

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ここから登ってみる

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ドンドンとひどくなっていく道を最後まで登り切ったが・・・

 仕方ないのでここから三の丸を経由して四の丸に降りていく。結局は最初からこうしておけば良かったのだ。四の丸もこれまでの曲輪に匹敵するぐらいの広さがあるが、鬱蒼度合いは今までで一番ひどく、とても踏み込む気になる状態ではない。そして道は四の丸からさらに下に続いている。

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降りていった四の丸はかなりひどい状態

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とても踏み込んでいく気にはならない

 もうここまで来たらヤケクソ、今更来た道を引き返す気にもならず、「えいっ、毒食わば皿までだ!」とその先に進むことにする。もうここまで来ると何がどこに通じているか見極める気持ち。

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高圧鉄塔を過ぎてさらに降りていく

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一番下の登山口に出た

 道は途中で高圧線鉄塔を過ぎて延々と下に続いている。これはもしかして山を下りてしまうのではないかと思ったが、そうなったらそうなった時である。半分腹をくくって降りるところまで降りてくると、最後は山道の入口のところまで出てくる。どうやらこれで私はここの登山道全ルートを通ってしまったようだ。ここから車を取りに行くためにトボトボと車道を上っていく。もう足がほとんど終わっているので、もし10分以上かかったら行き倒れになりそうだったが、幸いにして5分程度で車を止めた駐車場にたどり着く。

 公園化されている城郭なので、サクッと回ってしまうつもりだったのだが、完全に思惑と違って本格的山歩きをする羽目になってしまった。何をしてるんだと情けなくなるが、まあ最近の運動不足をまとめて解消したと前向きに考えることにする。

 

千徳城 室町時代の千徳氏の山城

 大槌城の見学・・・というか山歩きを終えると宮古まで戻ってくる。日が沈む前にもう一カ所だけ立ち寄ることにする。それは宮古にある千徳城。どうやら千徳神社の奥にある山城らしい。

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千徳神社では何やら祭礼の模様

 千徳神社では何やら祭礼があるらしく、近所の檀家による幟の類いが多数建っている。それを通過して千徳神社に登るが、これがかなり急な階段。先程の大槌城で足が完全に終わっているので、これを一気に登れず息も絶え絶えになる。ようやく5分ほどかけて神社に到着した時には半分死にかけ。

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神社を登っていく

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石段を登るのがツラい

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千徳神社の祠

 行き倒れにならないように呼吸を整えながら神社の裏手に回り込めば、確かに奥に山は続いており、道とは言えないような踏み跡がある。そこでその踏み跡に従って先に進んでみることにする。

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裏手には堀切で尾根筋を断ち切った跡が

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登っていく

 神社の裏手は尾根筋を断ち切ってあるようだ。そこからさらに進むと削平した曲輪と思われる地形や切岸ではと思われる地形などがあるのだが、どうも城の自体の縄張りの情報がないため、現在どういう箇所を歩いているのかがサッパリ不明。しかも先に進むほどにたどっていた踏み跡が不明瞭となっていく。

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曲輪らしき削平地はある

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しかし段々と足下が怪しくなる

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最早何のことやら

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この奥などは切り岸のようにも見えるが

 日は既に西に傾いてきているし、現在地も分かりにくい。このまま先に進むことは道を見失ってしまう危険も考えられた。ここで私は一人山歩きの鉄則「道のない場合は無理して進まない」に従って撤退を決意する。奥深い山ではないので最悪は下に向かえば民家に出られる可能性は高いが、それよりも日没のタイムリミットが近いことが気になる。道がまだ分かる内に引き返すに超したことがない。

 どうやら思っていたよりも大規模な城郭らしいということは感じたが、それ以上は私には把握できなかった。これは次回以降の課題・・・と言いたいところだが、宮古を再訪することはもうなかろう。

 

浄土ヶ浜の事前視察

 後は日没までの時刻で明日訪問予定の浄土ヶ浜の遊覧船乗り場の視察を行っておく。宮古の駅前は津波の被害の様子はあまり感じなかったのだが、東の港の方に来ると町全体がガランとしており、恐らく先の地震による津波で壊滅したのであろうことが忍ばれる。そのガランとした町に、巨大な防潮堤だけが建っている。

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巨大な防潮堤

 浄土ヶ浜ビジターセンターは海沿いの山上にある。ここは万一の津波の際の避難所にもなっているようだ。ビジターセンターは3階から地下1階までの建物で、内部には三陸海岸に関する展示などがあり、地下1階から遊覧船乗り場を経由して浄土ヶ浜まで遊歩道がつながっているようである。

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浄土ヶ浜ビジターセンター

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館内には展示施設が

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遊覧船乗り場と

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さっぱ船乗り場を確認しておく

 

ホテルにチェックイン後、駅前で夕食

 もう既に日は西に傾いて沈みかかっている。今日の宿泊ホテルに向かうことにする。今日宿泊するのはホテル宮古ヒルズ。ごく普通のビジネスホテルである。

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ホテル宮古ヒルズ

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通常のビジネスホテル仕様

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ただし洗面台がなぜかこの位置

 ホテルにチェックインして荷物を置くと、とりあえず夕食を摂るために外出する。どこに行くかよく分からないので、駅前まで来たところで見かけた蛇の目本店に入店。宮古まで来たのだからとウニ飯(3700円)を注文する。

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蛇の目本店

 味に関しては想定内と言うところ。美味いが正直これだけの価格をつけてこういうネタを用いたらこのぐらいは出来るよなという想定内である。残念ながら函館でウニを食べた時のような鮮烈な感動はない。ウニの鮮度などもさすがに及んでいない。

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ウニ飯

 夕食を終えると近所のスーパーに立ち寄って飲み物を購入してからホテルに戻る。ホテルに戻って汗を流すためにシャワーでも浴びようかと思っていたら、このホテルに男性専用の大浴場があることに気づく。あまり積極的にアピールしてなかったので気がつかなかった。そこで入浴しに行くことにする。比較的最近に整備したのか風呂自体は綺麗。ただ浴槽は大きいのだが、水深が浅いのがやや不満。浴槽を2/3にして水深を1.5倍にすれば良いのに。

 とりあえず手足を伸ばしてゆっくりとほぐす。そうしておかないと明日が心配。千徳城では途中で引き返したものの、結局はトータルで想定外の長距離山歩きになってしまった。特に大槌城で二回も山の上まで登ったことが効いて、iPhoneのヘルスケアによると、歩数1万5千歩はともかく、上がった階数が56階。このソフトは降りる方はカウントしないんだが、ほぼ同じだけ降りているはずであり、これも確実に足腰にはダメージとなる。おかげで体がガタガタである。

 入浴を終えると部屋に戻ってテレビを見ながらボンヤリと過ごす。そのうちにNHKスペシャルが始まったのでチェック。これについては後日に教ドキュの方に記載することにする。

tv.ksagi.work

 番組が終わったところで食堂に夜食に出向くことにする。このホテルの面白いサービスはセルフの夜食用お茶漬けサービスがあるところ。食堂に行くとご飯と湯と永谷園が用意してあり、客はこれでセルフでお茶漬けを作れるという仕組み。とりあえず小腹を満たすことにする。

 部屋に戻ってヤルヴィ/N響のニールセンを見ているうちに疲れが押し寄せる。23時には就寝する。