徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

大垣城と大垣市街の散策後、草津で宿泊、しかし夜中に予想外のトラブル発生。

大垣城を訪問する

 昼食を終えたところでまだ3時前。もう一カ所立ち寄ることにする。目的地は大垣。大垣城に久しぶりに立ち寄ろうという考え。関ヶ原絡みの要所でもある。実は当初から、天候などの要因で松尾山を断念した際のBプランとして用意していたものだ。

 大垣までは一般道で30分ほど。市営駐車場に車を置くと大垣城へ。大垣城の西側は大きな公園になっているが、ここはかつての城内だろう。

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大垣城の公園

 大垣城自体はその公園の北東の位置にある。元々の天守は残念ながらあの馬鹿な戦争のせいで焼けてしまい、現在の天守は鉄筋コンクリートによる外観復元である。門の前には1635年にこの城に入った戸田氏鉄の像が立っている。なお大垣城は明治維新まで戸田十万石の居城として続いたそうである。

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大垣城

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大垣城天守と戸田氏鉄の像

 門から入ると帯曲輪には関ヶ原の籠城戦の時に、おあむが家族を連れて抜け出した時に縄をかけたというおあむの松(現在のものは二代目らしい)があり、また石垣には明治29年の大垣の大水害の時の水深の記録が入っている。大垣は水の町であるが、この時には辺り一帯が完全に水没したと言われている。

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おあむの松

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大垣の水害の跡

 

大垣城天守に入場

 表に回ると天守に入場する。内部はおきまりの鎧などの展示だが、そんな中にやけに光栄的イケメンの三成やら、これもやけに現代的顔立ちの光栄的美人のおあむが立っていたりする。で、その上のフロアには今度は萌え系三成とおあむが立っていたりなど、イマイチ意味不明な展示である。

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こういう展示は普通だが

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イケメン三成に

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やけに現代的顔立ちのおあむ

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さらに萌え系三成と謎の美少女

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で、萌え系おあむ

 ただ展示は意味不明だが、天守最上階からは大垣が平らな土地であることもあってかなり見晴らしが良い。大垣城が関ヶ原の合戦の前に東西両軍の前哨戦となる必然性もこの辺りにありそうである。で、堅固な大垣城を包囲していたら分が悪いと判断した家康は、大垣城を無視して大阪に向かうという情報を流し、西軍を関ヶ原に誘導したわけである。

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大垣市街を一望できる

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大垣城大手門

 

大垣名物の水饅頭を頂く

 大垣城大手門から出たらそこは駅前商店街である。ここまで来たのだから大垣名物という水饅頭を頂いて行くことにする。駅前まで歩いて、水饅頭で有名という「金蝶製菓総本家」を訪問、水饅頭の3個セットを店内でいただく。

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駅前の金蝶製菓総本家

 氷で冷やしてある水饅頭は実に清々しい。ただしスルッとのどを通り抜けるだけで、今ひとつこれという風味がない。やはり長田の人間としては、水饅頭は大西の方が上である。

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水饅頭のセット

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氷で冷やしてある

 水饅頭を賞味した後は商店街をプラプラと南下、商店街の一番南の方にある守屋多々志美術館を訪問する。ここも数年ぶり。なおここの建物、明らかに銀行の作りをしているが、実際に元々は大垣共立銀行の建物らしい。

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元々は銀行だった守屋多々志美術館

 

「大和魂-守屋の描く武士-」大垣市守屋多々志美術館で9/22まで

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 地元出身の日本画家・守屋多々志が描いた武者絵を中心とした展覧会。

 守屋多々志の画業はなかなかに幅広く、一筋縄でいかない作品も少なくないのであるが、本展では歴史からイメージを膨らませたいわゆる大和絵的な作品を中心である。巴御前を描いたと思われる作品や、若き日(と言うか幼き日と言った方が良いか)の信長、日吉(後の秀吉)、竹千代(家康)を描いた作品などが展示されている。

 一口に武者絵と言っても、源平時代と戦国時代では甲冑の型式も違うのでその辺りにこだわるといろいろと描くのが難しいのであるが、彼が残した細かいスケッチなどの資料からは、やはり武者絵を描くに当たって彼もその辺りのところを研究していたことが覗われる。それだけ真摯な姿勢で制作に挑んでいたと言うことだろう。

 オーソドックスな絵が多かった中で、異彩を放って印象的だったのが「赤穂の灯」と「無明」。画面を直線で区切った大胆な構図と落ち着いていながらも激しい色遣いは、画の主人公となっている人物の内面を映し出しているようである。

 

草津で宿泊する

 美術館の見学を終えたところで、そろそろタイムリミットである。大垣での予定を終えると高速で今日の宿泊先の草津を目指すことにする。しかし竜王出口の手前で大渋滞に捕まる。どうやら事故渋滞の模様。トロトロ運転でなかなか前に進まない。結局のところ竜王出口で諦めて一旦高速を降りる。ただ下道も同じことを考えたらしき車で一杯で結局渋滞。目的の草津に到着するのにかなりの時間と何よりももうほとんど残っていなかった精神力を浪費してしまった。

 今日の宿泊予定ホテルはスーパーホテル滋賀。四連休中とあってまともな価格で泊まれるホテルがなかなかなかった次第。ただホテルに入る前に夕食を摂っておく必要がある。しかし目星を付けていた店はなぜか閉まっていて途方に暮れることに。国道沿いはチェーン店ばかりだし・・・。結局は面倒くさくなってはなまるうどんで済ますことに。二日続けて適当すぎる夕食になってしまった。そう言えば滋賀に来るとこういうことが多いんだよな。長浜で宿泊した時も結局はイオンで夕食を調達する羽目になったことがあるし。どうも滋賀の飲食店って、国道沿いにチェーン店しかないという印象がある。地場の良い店は一体どこにあるんだろう?

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適当な夕食

 適当すぎる夕食を終えるとホテルへ。駐車場に車を置こうとすると、駐車場がほぼ満車で一番遠い場所が一カ所だけ空いている状態。これはかなりヤバいぞGoToトラベル。

 ホテルに入ると大浴場だが、密を避けるために30分刻みの定員4名様の先着順予約制になっている。ちょうど良いぐらいの時間には空きがないので、とりあえず10分後に予約を入れて慌てて部屋に荷物を置くと浴衣に着替えて風呂に直行。

 ここは一応温泉大浴場ということになっている。泉質は弱放射能冷鉱泉とのことだから加温浴槽だろう。特別な浴感はないが、ややネットリとした肌触りを感じる。

 とりあえず大浴場で入浴を済ませると部屋に戻ってくつろぎながら原稿入力のためにPCなどをセットアップ。しかしこの時に持参したファーウェイのパッドが荷物の中に入っていないことに気がついて青ざめる。どこかに置き忘れたとしたら昨日宿泊したルートインの可能性が高い。早速電話をしてタブレットの置き忘れがないか確認したが、どうも今ひとつ要領を得ない返答で、とりあえず該当はないとの話。

 ホテルにないのなら途中のどこかで落としたと言うことで、そうなるともう絶望的。置き忘れる可能性のある場所を順に考えていくが、思い当たるところがない。そこでiPhoneに標準搭載されている「iPhoneを探す」に該当するものがAndroidにないかを調べたところ、Googleアカウントに「スマートフォンを探す」という機能があるのを発見。どうやらOSに関係なくGoogleに接続する端末を調査するようだ。見てみたところ私のパッドもリストに入っていたことからそれを選択。しばし待つとルートイン彦根のWi-Fi圏内に端末が存在することが判明。やはりホテルに置き忘れていたようだ。どうやら私が「タブレット」と説明したのが通じなかったのだろう。しかし先程「ない」と言われて再度すぐに電話をするのもなんだし、もう深夜の時間帯にさしかかっていたので、明日の朝に改めて電話をすることにする。