朝からバイキングをガッツリ
翌朝は6時半頃に目が覚める。目覚ましは7時にセットしていたんだが、それよりも早く目が覚めてしまった。どうも体が疲れているので、眠くなるのが早いのだが、その分起きるのも早くなっている。
大浴場まで向かうのもしんどいので、熱めのシャワーでザッと目を覚ますと、とりあえずは昨日ほとんど出来なかった原稿入力を。ある程度作業が一段落付いたところで朝食に繰り出す。
朝食はドーミー小皿バイキング。メニュー数は極端に多いわけではないのだが、ご当地色が加わるのがドーミーらしいところ。
まずは普通に軽めの和食を頂いてから、アジの漬けの茶漬けをさらに頂く。
その上にパンも頂いて、やはり長崎と言えばデザートにはカステラをということでかなりガッツリした朝食を腹に入れたのである。
腹が膨れて少し元気が出て来たら大浴場に朝風呂に出向く、そしてサッパリしたところで再び執筆作業。製作が遅れていた一昨日の記事をアップした頃にはチェックアウト時刻の11時が近づいていたので慌てて荷物をまとめてチェックアウトする。
とりあえず路面電車で移動
さて今日の予定だが、基本的には夕方のスカイマークの便で神戸に帰るだけ。といってもいささか時間に余裕がある。長崎駅のバスターミナルから出る3時頃の空港行きバスに乗ったら余裕で間に合うのでそれまではフリーである・・・というものの、ハッキリ言って行動する当てとそもそもそれに必要な体力が微塵もない状態である。とりあえず先を睨んででかいキャリーはバスターミナルのコインロッカーに放り込んだが、することがない。
ボンヤリとあったのは龍馬関係の亀山社中記念館に行くとか、シーボルト記念館に立ち寄るだが、どちらも長崎の丘の上であり、今の私は登り坂や階段を登る体力は皆無。結局は一番安直に長崎歴史文化博物館に立ち寄ることにする。
長崎歴史文化博物館を見学
路面電車で桜町まで移動すると、そこから坂を少し登ることになるが、この通常なら何てこと無い移動が今の私には相当にキツい。そうこうしているうちに巨大な建物が見えてくる。
この博物館は初めてである。とにかくやたらに巨大な博物館。展示スペースは二階で、長崎の歴史を伝える展示などがある。
残りの半分は長崎奉行所を復元した展示があり、長崎奉行所の所には隠れキリシタン関係の資料なども展示されている。
じっくりと見て回るとかなり勉強になるのだろうが、実のところ現在の私に一番欠けているのが、そのじっくりと見て回るだけの精神力と体力。結局はやや駆け足な感じで1時間ちょっとぐらいで展示を一回りして出てくる。
長崎の繁華街で昼食を摂る
博物館を出て来た頃にはちょうど昼時を少し過ぎたところ。朝食を相当にガッツリ食べたせいでまだ空腹という感じではないが、これからのことを考えたら昼食はキチンと摂っておくべき。そこでとりあえず長崎一番の繁華街である国際通りまで路面電車で移動する。
さて国際通りに到着したが、実のところは「これを食べたい」という当てはない。まあ昨晩が中華で、和食はもう散々食ったから、後は残っているとしたら洋食か。というところでGoogle先生にこの近辺でのランチのお伺いを立てて、その中で洋食らしき店に目星を付けて立ち寄ることにする。
立ち寄ったのは「オリンピック」。ビルの2階にある店である。しかしショーケースを見たらいきなり超巨大なパフェが飾ってある。また全体的にどのメニューも大盛り系の印象。うーん、若者向きの店かと胃がもたれかけて立ち去りかけるが、かと言って他に当ても特にない。「えい、ままよ」と入店してしまう。
メニューを見たらいわゆる「トルコライス」の発祥の店のような記述がある。そう言えば地味な長崎名物としてトルコライスというのもあったのだと思い出す。そこでオーソドックスなトルコライスにパフェと飲み物が付いたセットを注文する。
トルコライスとは一般的にピラフ、パスタ、トンカツをワンプレートに盛りつけたお子様ランチの大人版のような料理である。この店ではそのトンカツがコロッケに代わったりなどさまざまなバリエーションのトルコライスがある模様。
ピラフとパスタの上にトンカツが載っているという確かにお子様ランチ。結構ヘビーな内容である。若い頃なら嬉しいが今となっても腹に少々重いか。人間年を取ってくると、とにかく大量にから美味しいものを少しに変わってくるようだ。
何とか食べ終わるとデザートはパフェ。さすがにこれはオリンピックサイズでなくて普通サイズ。なかなか美味い。
最後はあっさりとアイスコーヒーを頂いて終了。これで1500円ほどなんだから、確かに若者向きの店だ。私も30年前ならかなり嬉しかったと思うが。
最後は「映え」で人気のラブパワースポットへ
コーヒーを飲みながらこれからどうするか考える。今からバスターミナルに行ったらまだ時間が早すぎる。かと言ってこれからどこかに出向くには時間と何よりも体力が不足している。そこで頭に浮かんだのはこの近くにある眼鏡橋。眼鏡橋自体は以前に一度行ってるんだが、その近くにハート型の石があるとのことで、映えスポットとして人気とか。今更恋愛の聖地とか映えとかいう年でもないが、他に何も浮かばなかったのでプラプラと食後の散歩がてらに眼鏡橋に向かう。
中島川には結構個性的な橋が多く架かっているんだが、何やら眼鏡橋の手前の袋橋からやけに人だかりがある。
隣が眼鏡橋。さてハート型の石といってもとにかく石が多いからすぐに見つかるだろうか・・・と思っていたのだが、探すまでもなかった。既にその石の周辺には若い女性の団体が入れ替わり立ち替わりで映え写真撮影中。なるほど、確かに見事なハート型だ。これで私も素敵な女性との出会いが・・・と言っても、今更誰かと出会ってもどうこうなる年でももうないのだが・・・。まあ今から30年前ぐらいに素敵な女性の一人とでも出会えていたら、私の人生も根本から変わっていただろうが・・・。今時のファンタジーでないが、私も転生して人生やり直したいと思うこともしきり。
いよいよこれでもうやることもなくなったので、路面電車で長崎駅前のバスターミナルまで戻ることにする。空港行きのバスのチケットを購入すると長崎空港まで高速バスで移動する。疲れが出て社内でウツラウツラしている内に長崎空港に到着する。
空港に到着すると長崎土産定番の「クルス」に「ザビエル」「福砂屋のカステラ」という辺りを土産物に買い込んで神戸へと飛んだのである。ちなみに昨日は数百人の行列が出来ていた検査ゲートは今日はガラガラだった。
この遠征の前日の記事