徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲 『ラインの黄金』&「安野光雅の仕事」

 ここ最近オペラ付いている私だが、この週末は大作オペラを聴くためにびわ湖ホールまで出向くことにした。

 昼前に家を出ると新快速でまずは京都へ。とりあえず京都で昼食を摂ろうと考えた次第。しかし毎度のことながら京都は観光客で満杯。駅の北側はまたどこも一杯だろうから、駅の南側に行ってみるとことにする。入店したのは「東洋亭」。洋食の店である。「ミンチカツランチ(1620円)」を注文。

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東洋亭

 ここの看板メニューはハンバーグのようだ。それに衣をつけたのがミンチカツ。過不足のない内容である。しかし実のところ最も印象に残ったのは、これの前に出てきたトマト。これがやけに美味い。私はトマトは本来は嫌いだったのだが、このトマトは美味しく頂けた。さらにデザートの百年プリン(何が百年なのかは不明だが)はしっかりしたプリンでなかなかに私好み。

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トマトのサラダ

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ミンチカツ

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百年プリン

 昼食を終えたがまだ開演までは時間に余裕があるので美術館に一カ所立ち寄ることにする。と言っても遠くまで出向いているほどの余裕はないので、一番近くの美術館に立ち寄る。

 

「安野光雅の仕事」美術館「えき」KYOTOで3/26まで

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 安野光雅の手がけた絵本作品を展示。デビュー作である「ふしぎなえ」などの初期作品が結構多いのが特徴。

 最初期の「ふしぎなえ」はその名の通りに立体の奇妙さを扱った作品。絵として云々というよりも一ひねりしたものが多い。一方でこの後に出てくる作品の中には素朴に草花を描いた「野の花と小人たち」のようなものもあり、ファンタジーをベースに置きながらの作風の広さをうかがわせる。

 最後は有名な「旅の絵本」が登場。どこか幻想的な異国の風景が想像力と旅情をかき立てる逸品。彼の絵は常にどこか楽しげである。

 

 安野光雅の作品は今まで何度かあちこちで目にしているので、今回はもういいかなとも思っていたのだが、入館したら入館したで結構楽しめてしまった。

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京阪には何やらラッピング列車が

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これは完全に萌えラッピング

 美術館を出た頃にはちょうど頃合い。JRと京阪を乗り継いでホールへと移動する。大ホール前には既に大勢の観客が開場を待っている状態。私のA席は一階左手のやや奥。天井がまともに被ってくるというほどではないが、やや見通しの悪目の席。S席を取ればもっと良い場所に行けたが、さすがにそこまで予算がなかったし。

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びわ湖ホールプロデュースオペラ ワーグナー作曲 『ラインの黄金』

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指 揮:沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
演 出:ミヒャエル・ハンペ
装置・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ
管弦楽:京都市交響楽団
出演
ヴォータン:青山 貴
ドンナー:黒田 博
フロー:福井 敬
ローゲ:清水徹太郎
ファゾルト:片桐直樹
ファフナー:ジョン・ハオ
アルベリヒ:志村文彦
ミーメ:高橋 淳
フリッカ:谷口睦美
フライア:森谷真理
エルダ:池田香織
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:森 季子
フロスヒルデ:中島郁子

 ワーグナーのオペラはとかく大仕掛けになりがちであるが、本公演では大がかりなセットになりそうなところは映像を利用して最小限のセットで間に合わせている。この辺りはコスト抑制の知恵というところだろうか。また映像を使うことによる効果などもあり、舞台として見ていても楽しい。

 音楽の方であるが、歌手陣の活躍は過不足のないところ。聴衆を圧倒するような迫力まではないが、力不足を感じるような局面もなかった。

 ワーグナーのオペラは舞台効果をかなり考えて劇的に作っていると聞いていたが、確かにそれが覗えるような大規模な作品であった。ただ音楽的に面白いかと言われれば私としては微妙か。私は歌手がガンガン歌いまくるイタリアオペラのようなものの方が向いているのかもしれない。

 

 これでこの週末の予定は終了。帰りの列車の中では疲労で爆睡したのだった。やっぱり滋賀は遠い。