徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

関西フィル第295回定期演奏会

 翌朝は目覚ましで7時に叩き起こされる。体には怠さだけでなくあちこちに痛みがある。昨日がいささかハードだったか。とりあえず昨日買い込んでいたカツサンドが朝食、今日は9時頃の新幹線で大阪に戻る予定。今日からはそもそも東京出張に無関係に最初から予定していた私の週末プランの実行になる。今日はザ・シンフォニーホールで14時開演の関西フィルの定期公演を聴きに行く予定。

 新幹線の時刻を考えるとやや早めにホテルを出る。この調子だと予定よりもかなり早めに東京駅に着くだろうから、エクスプレス予約の時刻を早めてやろうと考えてスマホを操作した時に事態の異常さに気づく。新幹線の予約に全く空きがなくて振り替え不能。よくよく考えてみると今日は三連休の初日だった。私は休みに全く無関係に行動していたのでそのことに思い至っていなかった次第。

 到着した東京駅もとんでもないことになっていた。大きな荷物を持った大勢の乗客が押し合いへし合い、切符売り場の前も改札も大行列で、中国人団体客らしき姿も多い。切符の引き取りから改札を通るだけでも通常には考えられないような時間を浪費し、これは切符の振り替えどころではなかったことに気づく次第。例によってつくづく東京という大都市の異常さを思い知らされるのであった。やっぱりこの非常識都市はオリンピックなんかの前になんとかすべきことがごまんとある。

 結局何だかんだで時間をつぶされて、時間つぶしなど考える必要もなく新幹線に乗り込むこととなった。昨日からこんな展開ばかりだ。それにしても新幹線の狭すぎるシートは不快だな・・・。混雑のせいか新幹線は予定よりも5分ほど遅れて出発する。

 この原稿を入力したり、ネット検索をしたり、ウツラウツラしたしている内に新大阪駅に到着する。到着した新大阪駅も大混雑、ここから大混雑の在来線でこれまた大混雑の大阪駅に移動。ロッカーにキャリーを放り込みたかったが、案の定コインロッカーには全く空きが見つからない。そこでまだ開演時刻まで若干の時間があることから、新今宮の宿泊ホテルまで荷物を持って行ってしまおうと考える。今日の宿泊ホテルはホテルサンプラザ2。モニタープランとかで楽天トラベルに安価な料金プランがあったのが選択の決め手。

 ホテルにチェックインすると、冷房で少し体を冷やしてから再び町に繰り出す。福島からホールに向かう途中で昼食を摂る店を探すがピンとこない。ラーメンは昨日食べたし、洋食は少し重い。結局はカレーにでもしようかと上等カレーを覗いたが、なんと店の前に行列が出来ている。時間もあまりないし、実のところ食欲もあまりな意思と言うことで、結局はコンビニでおにぎりと肉まんを購入してこれが昼食代わり。

関西フィル第295回定期演奏会

指揮:フェリックス・ミルデンベルガー
チェロ:アンリ・ドマルケット

ムソルグスキー/R=コルサコフ編曲:交響詩「はげ山の一夜」
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33
ムソルグスキーラヴェル編曲:組曲展覧会の絵

 デュメイが足の具合が悪いとかで、指揮者は急遽代演の27歳の新鋭フェリックス・ミルデンベルガー。ただラロの「イスの王様」は彼のレパートリーになかったのか、一曲目は急遽「はげ山の一夜」に振り替えられた。

 しかしこれが正直なところ一夜漬け感が満載の演奏になってしまった。指揮者がオケをリードすると言うよりも、指揮者がオケに乗せられているという印象で、ミルデンベルガーが自分の味を出すなどと言う次元ではなく、どうにかついていっているというのが正直なところ。

 チェロ協奏曲はドマルケットの演奏がさすがの深い音色で非常に聴かせる。これは見事の一言であった。

 「展覧会の絵」は関西フィルの非常に安定した演奏が冴えた。金管陣などが安定感抜群で良い音を出しており、華々しくも華麗な演奏になった。ただミルデンベルガーに関してはオケの演奏に助けられた印象で、そこに彼自身の解釈やら演出を付け加えている様子は見られなかった。終始無難な演奏に徹しており、残念ながら若さを感じさせられない演奏であった。今日の関西フィルの安定感なら、少々の冒険をしても破綻はなかっただろうになかなか勿体ないところである。

 金管陣を中心にいつになく安定した演奏を聴かせていたが、編成がいわゆるデュメイスペシャルだったのではないかというように思われる。残念ながらミルデンベルガーはそれを十分にドライブしきれる器ではまだなかったようだ。つくづくデュメイの指揮で聞きたかったなというのが本音。ところでどうも去年辺りからデュメイの体調不良による休演が増えており気になるところ。デュメイが手を抜いてサボっているのではないかとの噂まであるが、デュメイの体調が本当に優れないにしても、デュメイと関西フィルの関係が上手くいかなくなってきているにしても、どらちにしても非常に心配である。

 

 コンサートを終えると新今宮に戻り、ホテルに帰る前に夕食を先に摂ることにする。立ち寄ったのは久しぶりに「グリル梵」ビーフカツ」にライスをつけて2160円。やはり牛肉の火の通り具合が絶妙で、また肉と衣の一体感も抜群。まさにこれこそ関西の正しいビフカツ。久しぶりに満足度の高い夕食を摂った。それにしてこれでこの価格は、CPとしてはかなり高いと断言できる。

f:id:ksagi:20190311223544j:plain
f:id:ksagi:20190311223548j:plain
やはりここのビーフカツは最高

 夕食を終えるとメガドンキに立ち寄って入浴用のバスタオルを購入。このホテルにはバスタオルがアメニティに入ってないことを忘れていた。ホテルに戻るとこのバスタオルを持って入浴。ここのホテルには定員3名ぐらいの小浴場(笑)がついているので、ここで入浴。私が行った時にはちょうど先客2名が風呂からあがる準備をしていた頃。とりあえず風呂でゆったりと手足を伸ばして今日の疲れを癒やす。何だかんだで今日は東京~大移動しているので疲労は結構ある。

 風呂からあがると部屋でマッタリだが、とにかく疲れがかなりひどい。結局この日はいつもよりもかなり早めに就寝した。