徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

METライブビューイング「アドリアーナ・ルクヴルール」他

 翌朝は7時半まで爆睡、起床後は買い込んでいたおにぎりを朝食に摂ってから、しばしベッドの上でグッタリ。年のせいかどうしても朝からスッキリとエンジン全開とはいかない。それに昨晩からかなり目がかゆい。それに何とはなく顔がかゆい。どうやら花粉症が出ているようだ。今は鼻の方は薬で止めているのだが、どうしても目の方には症状が出る。もしかしたらこの異常な体のしんどさは、花粉症の全身症状かもしれない。

 さて今日の予定だが、今日は大阪ステーションシティシネマにMETライブビューイングを見に行く予定。その後は長駆して奈良に飛ぼうと思っている。

 9時過ぎぐらいにホテルを出ると大阪駅に向かう。それにしてもここの劇場は駅近のくせにアクセスが悪い。とにかくエレベーターが混雑しすぎる。3階にエレベーターが到着した時には既に満員で見送りになるということが数回。ルクアの飲食店がまだ開いていない時間なのにこのざまである。最初からかなり時間に余裕を持って劇場に向かっていないと大変なことになる。

 劇場内は1~2割の入りというところか。前回の「椿姫」などに比べるとガラガラと言って良い状態。やはりマイナー作品ということだろう。

 

METライブビューイング チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」

 18世紀のパリで実在した女優を主人公にした作品。彼女は恋敵であるブイヨン公妃に毒殺されることになるのだが、このヒロインを演じるのがアンナ・ネトレプコで、公妃はアニータ・ラチヴェリシュヴィリ。この二人の実力者が女の感情剥き出しで火花を散らすシーンはまさに迫力そのもの。

 この女性二人を翻弄することになる色男・マウリツィオのピョートル・ベチャワは、いかにもモテ男という風情の綺麗なテノールを聞かせ、ヒロインを近くでずっと見守ってきたミショネのアンブロージョ・マエストリは落ち着いたバリトンでストーリーを締めている。ストーリー自体はかなり単純なものなのだが、中心人物がすべて実力者揃いなので見応えのあるドラマとなった。
 ガラガラのマイナー作であるが内容は非常に面白かった。ストーリーや音楽面にはあまり特筆すべきものはないが、やはりネトレプコとラチヴェリシュヴィリの壮絶な女の対決が非常に魅せた。この作品は主役級が実力不足だとどうにもならない作品だろう。

 

奈良に移動して奈良名物葛料理を昼食に 

 劇場を後にするとJRで奈良に直行することにする。大阪で昼食を摂ってからと思ったのだが、ルクアの飲食店街はどこの店も大行列で馬鹿らしくなるし、大丸レストラン街にはこれといって思いつく店もないし、エキマルシェに行くという気にもならなかったしで、もう直接奈良に移動してしまうことにした。

 で、結局この日の昼食は奈良駅の「天極堂」JR奈良店で「椿の膳(2052円)」を頂くことに。葛うどんや葛掛けご飯などにデザートのくず餅まで付く葛フルコースである。ボリュームはそれほどでもないが、今の私にはちょうどぐらいか。

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椿の膳

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デザートは当然のように葛餅

 昼食を終えるとバスで県庁前まで。わざわざ奈良まで出張ってきたのはここの美術館のため。チケットを買おうかと思うと、今日は天皇陛下在位30年記念とかで無料。これはついている。

 

「姿の美、衣装の美… 肉筆浮世絵」奈良県立美術館で3/17まで

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 浮世絵版画ではなく、肉筆浮世絵の美人画を集めた展覧会。作品自体は無款のものや知名度の低い絵師のものも多いが、絵画を通してその時代の風俗や流行のようなものを知ることが出来る趣向になっている。

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 ザクッと見ていると、時代ごとに浮世絵表現の流行の変遷のようなものが見えると共に、そこに描かれている着物の流行や髪型の流行のようなものも垣間見えてくるのが面白いところ。一概に江戸時代と言ってもやはりその中では流行は徐々に変化しているようである。着物などは徐々に色彩や柄などが派手になっていった印象。

 

 展覧会を一回りすると、もうこれ以外に奈良での予定はないので近鉄奈良までプラリと歩いて移動すると、さっさと新今宮に戻ってしまう。やはり夕食は新今宮で摂ろうという考え。どうも最近は私の金銭感覚が新世界基準になってしまっているので、他の地域の飲食店を見るとCPの悪さが際立ってしまって入店する気にならない場合が多くなっている。これはこれで困った状況。

 

じゃんじゃん横町で夕食には寿司を頂くことに

 さて今日の夕食だが、昨日はビフカツで一昨日は串カツ。となったら今日思いつくのは寿司ぐらい。と言うわけで「大興寿司」に直行する。幸いにもカウンターには空きがあり。飲み物にコーラを頂きながら適当に注文。「カンパチ」「シマアジ」「鯛」「鉄火」「トリガイ」「ハマチ」と頼んでから締めに「いくら」。以上で2300円。相変わらずCPが高い。難点は店が分煙になっていないこと。途中で隣の隣の席でたばこを吹かし始める輩がいて、最後のいくらがヤニ臭くなってしまった。いつも思うが、やっぱりたばこを吸う奴って、まともに味を感じてないだろう。味覚がとんでもなく鈍感になっているのは間違いない。何を食っても同じなんじゃないか? 

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じゃんじゃん横町の大興寿司
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私の好物のトリ貝

 夕食を終えるとホテルに戻り、入浴してからBDを見てマッタリというお約束のパターンになったのである。やはり昨日辺りからかなり疲れているので無理に出歩かない方が正解。

 それにしてもこれで週末も終わり。明日からはまた仕事である。気が重い・・・。