徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

イブの夜は読響の第九公演で・・・

 いつも誰も来ないひとりきりのクリスマス・イブ  Silent night, lonely night ・・・

 

 今日はクリスマスイブとのこと。やはりクリスマスイブの夜となればロマンチックに・・・私は一人で第九のコンサートへ。これでも私の隣に美しい女性でもいればロマンチックナイトなのだが、残念ながら今年も私はサイレントナイト、ロンリーナイトである。

 それにしてもいつの間にクリスマスがイエス・キリストの誕生日から、恋人たちの式典に変わったのやら。立川にバカンスで滞在中のイエスは、クリスマスの主役を乗っ取られたことでサンタクーロスに嫉妬しているようであったが(笑)。

 

 とりあえず今日の仕事を終えると大阪に移動する。今日はフェスティバルホールで読響の第九である。

 私が夕食を摂ろうと目星をつけていた店は、クリスマス営業で予約でもしているのか店が閉まっている。仕方ないので他の店を探すが、時間もないし面倒なこともあって、久しぶりに大阪駅前ビル地下の「紋次郎」「特製つけ麺(980円)」を頂くことに。

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駅前ビル地下の紋次郎

 もっちりした太麺がなかなかにうまい。鰹節がよく効いているのがここのラーメンの特徴。ただいささか味が濃いめではある。

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特製つけ麺

 夕食を終えるとフェスティバルホールへ。フェスティバルホールもクリスマスデコレーションである。こういうのを見ているとロンリークリスマスが身に染みて切ない。

 

読売日本交響楽団 第24回 大阪定期演奏会

指揮/アイヴァー・ボルトン
ソプラノ/シルヴィア・シュヴァルツ 
メゾ・ソプラノ/池田香織
テノール/小堀勇介
バリトン/トーマス・オリーマンス
合唱/新国立劇場合唱団

曲目/ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付き」

 ボルトンの第九はノンビブの古典的演奏。ノンビブのせいで音色はかなり硬質な印象を受ける。全体的にドライ気味でメリハリが強く、やや速めのテンポでグイグイと進めていく前進力の強い演奏である。もっとも表情自体はやや淡泊めの印象を受ける。

 合唱に新国立劇場合唱団を起用しているだけあって、合唱が抜群にうまい。年末の第九となると素人合唱団を起用するオケが多い中で、これは明らかにアドバンテージ。それだけに精細な表現が可能となっている。実に鮮やかで明快な第九という印象を受けた。

 終演後は結構な盛り上がりとなっていたが、それもさりなん。満足度は十分に高い内容であった。読響は2年前もクリヴィヌが室内楽的な第九を意図していたようであるが(実演はクリヴィヌの急病で急遽ゲッツェルの代演となって、いささかちぐはぐな内容となってしまったのだが)、どうやら普通の第九はやらないつもりであるのか?


 まずまずの内容に満足して家路に就くのであった。第九の時は1時間半ほどで終わるので今日は早めに家に帰れる。それにしても外は寒い。寒さが懐と心に染みる・・・。