徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

びわ湖ホールに新年オペレッタ「こうもり」を見に行く

 さて新年が始まったものの、やはり正月休み明け5日間フル勤務は結構キツい。今週は私の予想よりも思いの外、心身が疲労してしまった。精神的な疲労は週末活動で癒やすことも出来るかもしれないが、肉体的疲労は気をつけないとさらに溜まってしまうことになりかねない。その辺りは私もそろそろ「年齢」を考える必要がありそうである。

 さて私の週末活動もいよいよ本格的に始動となるこの週末は、京都方面にコンサートに出かけることにした。まずは土曜日にはびわ湖ホールで開催される喜歌劇「こうもり」を見に行く。

 午前中に家を出るとJRで京都に向かう。京都駅を降り立った時に感じるのは寒さ。今年の冬は概ね暖冬であるが、京都は大阪などよりは寒いようである。さすがに夏は暑くて冬は寒い地獄都市(笑)。そのせいか、いつもに比べると観光客は少ない模様。それが顕著に反映されているのはコインロッカーの空き。駅南のコインロッカーにかなり多くの空きがあったので、とりあえずでかいキャリーはそこに入れておくことにする。

 

東洋亭を断念して昼食は京都駅で中華

 さてまずは昼食を摂る必要がある。最初は「東洋亭」に行くつもりだったのだが、店の前には大行列で相当待たされそう。今日はそんな時間的余裕はないので、別の店を探すことにする。近くの中華料理屋「洛楽」がスムーズに入店できそうだったので入店、青椒肉絲の定食(1380円)を注文する。

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東洋亭はこの大混雑

 青椒肉絲の味はまずまず合格点。ただ麻婆豆腐は辛いのはいいのだが、何やら特殊な中華スパイスが加えられている模様で味にややクセがある。この辺りは私の好みとは若干ズレるところ。ただ味自体は悪くないので、一品で取っていけばなかなか良いかも。とにかく京都駅周辺は昼食の選択肢が意外に少ないので、選択肢が増えるのは良いことだ。

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近くの「洛楽」で青椒肉絲を注文した

 昼食を終えるとホールに移動することにする。今日の公演はびわ湖中ホールで。大ホールの方ではウィンナワルツオーケストラといういかにもの新年企画があるようで、ロビーは結構混雑している。

 

「びわ湖ホール オペラへの招待 J.シュトラウスⅡ世作曲 オペレッタ『こうもり』」

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びわ湖中ホール

指揮:秋山和慶
演出・お話:中村敬一

アイゼンシュタイン:谷口耕平
ロザリンデ:船越亜弥
フランク:美代開太
オルロフスキー公爵:八木寿子
アルフレード:清水徹太郎
ファルケ博士:黒田 博
アデーレ:熊谷綾乃
ブリント博士:坂東達也
イーダ:山田知加
フロッシュ:林 隆史

 びわ湖ホール声楽アンサンブルによるヨハン・シュトラウスの喜歌劇。お笑いでおふざけな軽い一品であるが、そこはさすがにヨハン・シュトラウス、音楽にはワルツの要素が満載である。モーツァルトのフィガロなどを連想させるところがあるが、それよりもさらに軽妙でお洒落さが強いという印象。

 声楽陣は概ね過不足のないところであったが、圧倒されるというほどのものではない。ファルケ博士の黒田博はなかなかの存在感であった。ロザリンデの船越亜弥は残念ながら少々弱い。本来は歌唱が全くないはずのフロッシュの林隆史が、それでは見せ場がないとばかりにカンツォーネをガンガン謳いまくってコメディリリーフとなっていたが、「一樽、二樽、三樽チア」は爆笑もの。こういうおふざけ作品ならではの遊びである。

 なお日本語公演であったために、歌詞の当てはめが不自然で、歌いにくそうな場面が何度か見受けられた。また日本語での台詞については、残念ながら私の耳には聞き取りにくい場面が多々。軽妙なコントを含めたやりとりがあったのだが、場内の今ひとつの盛り上がりを見ていると、やはり後ろの方の席では台詞が良く聞き取れなかった観客も少なくないのではと思われた(観客に高齢者も多いようであったし)。

 管弦楽は秋山和慶指揮の日本センチュリー選抜。小編成ながらも結構ガンガン鳴らしていた印象。ただところどころ少々雑ではと感じる部分がないでもなかった。

 新年を飾るにふさわしいチョイスと言うところか。場内の観客も満足しているようではあった。


 コンサートを終えると臨時バスで大津まで移動。とにかく交通アクセスの悪いホールなのでこのバスは貴重である。