徒然草枕

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白鷺館アニメ棟

紀伊半島温泉ツアーに出向く

温泉ツアーに行くぞ!

 いよいよ年の瀬であるが、今年も仕事における過酷な状況などから心身共に疲労が溜まっている。そこで年末に向けて恒例の「温泉で保養」をメインとした遠征を組みたい。

 近場で温泉と言えば有馬だが、これは高いだけで面白くない。岡山は今年はすでに行っている。城崎などは有馬と似たようなもの。となると後は和歌山周辺かなという考えに至る。和歌山と言えば白浜温泉などがあるし、また山間部に行くといろいろな名湯が控えている。これで大体決まりかなと考えていたところで、私の考えを後押しするように楽天トラベルで安倍内閣の人気取りバラマキ政策の一環である地域振興宿泊補助券がばらまかれたのでそれを利用することにした。

 日程としては金曜の午後に半日休暇を取って白浜温泉で一泊。翌日は新宮に移動してそこでレンタカーを借りて那智滝を見学してから川湯温泉で一泊というところで決定した。華厳滝や袋田の滝は見学したが那智滝はまだ行ったことがないので、この際に見学しておきたいという考え。わざわざ新宮まで回るのは那智滝に立ち寄るためで、新宮から行ける温泉地で興味が湧くところというところで川湯温泉が浮上した次第。なお今回は立ち寄り地は那智滝しか組み込んでおらず、美術館もコンサートもない完全な保養旅行パターンである。

 

 

特急ゲロしお・・・でなくて、くろしおで白浜へ

 金曜の午前の仕事を終えると直ちに移動する。新大阪で287系の特急くろしおに乗車、特急くろしおは特急はるかも使用する貨物駅経由のバイパス線を経由して大阪駅をすっ飛ばして天王寺に向かう。福島駅脇ではいつも見慣れた踏切を通過。今まで大抵は踏切のあちら側でたまに通過する特急はるかをボーッと眺めているのが常だったが、こちら側に来るのは何となく奇妙な感覚もある。

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特急くろしおに乗車

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車両内部

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いつもはここで外から何度もこの車両を眺めている

 福島を過ぎて環状線に入ると目に見えて列車のスピードが落ちる。列車はトロトロ運転のまま天王寺に到着。ここから阪和線に入るとスピードがやや上がる。天王寺を抜けると次は日根野まで停車しないというのが紀州路快速と違うところ。

 なお特急くろしおはカーブの多い紀勢本線を高速で走行するために振り子機能を装備している。そのせいか乗車感覚はフワフワしたところがある。振り子列車特有のこのフワフワした乗車感覚は概ね不評で、この列車も伯備線の「特急吐くも」こと「やくも」と同様に「特急ゲロしお」というありがたくない二つ名を有している・・・とかいうことを車内でポメラで打っている内に段々と気持ちが悪くなってきたので休憩することにする。

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白浜駅に到着した特急くろしお287系

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白浜駅

 

 

白浜温泉に到着

 終点の白浜までは2時間半ほど。駅に到着したら白浜地区温泉ホテルが共同運行している無料シャトルバスが到着しているので乗車、これで宿泊ホテルまで向かう。今回の宿泊ホテルはホテル三楽荘。海岸近くにある温泉ホテルである。

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送迎シャトルバス

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立派なホテルだ

 ホテルにチェックインすると何はともあれ大浴場で入浴。ここの温泉は二種類の源泉があるとのことで、海辺に湧いているという衝幹(つくもと)の湯はナトリウム・塩化物強塩泉。かなしょっぱい湯で要は地中で暖まった海水。かなりガツンとした肌あたりの温まる湯である。一方の山側で湧くという藤の湯は含硫黄・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。若干のヌルヌル感のある肌当たりの柔らかい湯。やや熱めの衝幹の湯で温まってからややぬるめの藤の湯につかるというのがパターンらしい。

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部屋の窓より海を臨む

 

 

夕食は豪華な会席

 風呂から上がると部屋で夕食。夕食は会席料理。和歌山らしくくえ鍋などもついていて実に美味。良い湯にうまい料理。極楽である。

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会席膳である

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お造り

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クエ鍋

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アワビの温泉蒸し

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釜飯

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伊勢エビのグラタンに茶碗蒸し

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デザート

 夕食後はもう一度入浴すると、テレビを見ながらマッタリ。数年ぶりに見るスターウォーズだが、あらすじは覚えていても詳細は結構忘れているものである。

 映画が終わった頃には疲労がつのっているので就寝する。

 

 

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