朝食を摂ると仙台に戻る
翌朝は6時に起床。昨晩は爆睡しているのだが、それでも体が何となくダルい。昨日は山道も含めてかなり歩いているので、そのダメージが相当に来ているようだ。とりあえず朝風呂を浴びて体をほぐすことにする。
7時からレストランでバイキング朝食。このバイキングも昨日の夕食バイキング同様にかなり充実したもの。私はどうもバイキングには良いイメージを持っていなかった(中国人向けの安い飯というイメージ)のだが、その悪いイメージが払拭されそうな内容だ。
8時頃にはチェックアウトする。本音としてはもっとゆっくりしたいところだが、9時には仙台駅に車を返さないといけないので仕方ない。仙台までは順調に走れば30分ちょっとというところらしいが、途中で朝の渋滞があったり、ガソリンを入れたりなどで結局は車の返却は9時ギリギリになる。
地下鉄東西線を視察する
車を返すと駅のロッカーにキャリーを放り込んで身軽になる。さて今日の予定であるが、メインは仙台フィルのコンサートだが、開演は3時。それまでの予定としては、主なものとしては昨秋に新規に開通した地下鉄東西線の視察ぐらいか。
と言うわけで早速地下鉄東西線で荒井まで行ってみることに。地下鉄東西線は南北線のさらに下を通っているようで、とんでもなく深いところに駅がある。まるで地下鉄大江戸線である。車両は面白味のない地下鉄型車両で4両編成。ドアの両側にディスプレイ設置スペースがあるのに、片側にしか設置していないのはコスト削減だろうか。
終点の荒井までは十数分というところ。荒井駅の表に出てみるが、バスターミナルがあるだけで全く何もないところ。駅の裏口を出たら目の前にビニルハウスがあるのには驚いた。結局は荒井自体には何かがあるわけでなく、ここからバスに乗り継いで東の各方面に向かうということのようだ。
駅に戻ると反対側の終点である八木山動物公園を目指すことにする。ところでこの地下鉄の料金体系だが、仙台から荒井もしくは八木山動物公園までは300円。それに対して荒井から八木山動物公園までは360円。つまりは明らかに周辺と仙台の間の往復のためだけの路線であることを料金体系が示している。実際、仙台でほとんどの乗客が入れ替えになり、荒井から八木山動物公園に向かうという客はほとんどいない。
地下鉄は国際センター手前の広瀬川を渡るところと、終点の八木山動物公園の手前で地上に出る。鉄道が地上に出るとホッとする。やはり地下鉄は乗っていても何の面白味もない。
八木山動物公園には30分程度で到着して、これで仙台地下鉄の視察終了。駅は地下にあるが、ここからエレベータで5階まで登ると八木山動物公園の入口の前に出るようだ。今日はどうせ予定はほとんどないし、ここまで来たついでに動物園の見学をしていくことにする。
八木山動物園を見学する
動物園の入場料は400円とさして高くない。休日だけあって親子連れでいっぱいである。ただとにかく暑いのと臭いのとがたまらない。動物園はとにかくこの獣の臭いが苦手だ。
動物園としての規模はそう大きくない。飼育されている動物の内容は極めてオーソドックスで特に珍獣という類のものは存在しない。山の頂上から麓にかけて施設があるので、内部に起伏があるのが特徴か。もっとも旭山動物園ほどには起伏が激しくもないが。ただ動物の見せ方にはもう少し工夫が必要な気もする。
地下鉄の視察のついでに動物園の見学まで終えたところで、一旦仙台に戻って昼食を摂ることにする。