徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

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アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

関西フィルの定期演奏会を聴いてから、明日の九州交響楽団のために福岡に移動する

3年ぶりぐらいの山陽新幹線

 さてこの週末だが、大阪方面に関西フィルのコンサートに行った後、とって返して明日は福岡の九州交響楽団を聴きに行く予定。九州交響楽団はポリャンスキーが来日とのことなので、これは万難を排して聴きに行きたいと考えた次第。

 大阪から福岡にとって返すことになるので、移動は丸三年ぶりぐらい新幹線。あまりに久しぶりすぎてチケットの予約の仕方を忘れていた。チケットの手配が必要という概念さえ飛んでいて、直前になってドタバタと手配したので、おとなびWEB早得とかが使えなくて、交通費が高くつくことになってしまった・・・。

 自宅最寄りの駅も使用するのはやはり丸三年ぶりぐらい。駐車場に車を放り込むとe5489で押さえたチケットの発券・・・と思ったらみどりの券売機の前に大行列。おばさまがモニター越しに駅員とてんやわんやでかなり待たされる。何となく今日は早めに家を出たのだが、もしこれが妥当な時間を読んで家を出ていたら確実に遅刻だった。どうもコロナ以降あちこちのシステムがおかしくなっている。

 大阪まではあえて新幹線を使用する。さすがにまだバカ混み新快速に長時間乗る勇気はない。無事に手配した新幹線に乗り込むが車内はほぼ満席、うーん、これで本当に安全かはやや疑問もあるな。ましてや3月以降は「コロナはただの風邪」とか言いながら、咳き込んでいる奴がノーマスクで乗ってくるだろうことを考えると、やっぱり新幹線もかなり危ない。

 新大阪から大阪まで一駅移動だが、この区間もかなり混む。やっぱりまだまだ鉄道での移動は時期尚早か。もっとも本当にヤバそうなのは現在よりも、無理矢理にコロナは存在しないことにして無法地帯と化してからである。

 大阪駅で降りるとキャリーをロッカーに放り込もうと考えたのだが、駅周辺のロッカーは完全に埋まっている。何か旅行客が一気に増えた印象である。仕方ないのでホールまでキャリーをゴロゴロと引きずって移動することにする。

 

 

適当に昼食を済ませてからホールへ

 昼食を考える必要があるが、ホール近くはこれという飲食店がないので面倒くさくなって「珉珉」に入店。ザ・シンフォニーホールのチケットがあればデザートがつくということなので、ランチのサービスセットを注文する。

ラーメンと炒飯のセット

 ラーメンの方は可もなく不可もなくインパクトもなく、炒飯は具がない。まあ全体的にこんなものかというところ。量が多いので炒飯は1/3ほど残す。まあデザートの杏仁豆腐が一番美味かったかなというのが本音。再訪はなかろう。

オマケのこの杏仁豆腐が一番美味しかったかも

 昼食を終えた頃には開場時刻を過ぎていたのでホールに入場する。ホールの入りとしては7割ぐらいか。

ホールへ向かう

 

 

関西フィルハーモニー管弦楽団 第334回定期演奏会

比較的大編成

[指揮]ヤン・パスカル・トルトゥリエ
[ピアノ]ペーター・ヤブロンスキー
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」全曲(※合唱無し)

 長身・痩身のヤブロンスキーは、かなりテクニックのあるピアニストのようである。難解な印象のあるプロコフィエフの協奏曲を、ガツンガツンと難なく弾きこなしていく。そのヤブロンスキーの演奏を正面に立てて、オケは背後から色彩を強調していく印象。

 後半のダフニスとクロエは、かなり色彩の鮮やかな演奏であり、これがトルトゥリエの特徴だろうか。非常にエッジの効いた演奏であり、関西フィルの音色もいつにも増して派手系になっていた。とは言うものの、曲自体がいささかとりとめのないところがあるので、その辺りが若干のしんどさになってしまっていたと言うこともあるのは事実。

 

 

博多へ移動すると万葉倶楽部で宿泊する

 コンサートを終えると直ちに大阪駅に移動、新大阪から博多まで新幹線に飛び乗る。車内はやはりほぼ満席に近い。完全に通常モードになっているところに危険性を感じる。博多には7時半頃に到着する。

 さて今日の宿泊先だが、万葉の湯博多を確保している。当初予定では明日はコンサートまで何の予定もなかったので、昼頃まで風呂でグダグダしとこうかと思ってのチョイス。結局明日の予定はその後に変更になったのだが、ホテルはそのままだった。

博多駅の筑紫口に到着

 博多駅の筑紫口から8時にバスが出ているのでそれを待つ。バス待ち客は結構いる。バスに乗ればホテルまでは10分とかからない。ホテルにチェックイン手続きをしたところで、私は夕食付きプランを予約していたことが判明した。どうやら最初に予約した時に、夕食を摂る店を探すのも面倒だから夕食付きプランにしたようだが、完全にそのことを忘れてしまっており、下手したら危うく博多周辺で夕食を摂ってしまうところだった。危ない、危ない。

 とりあえず部屋に荷物を置いたらすぐにレストランに行って夕食を摂ることにする。夕食は「万葉御膳」ということで、いわゆる旅館の夕食的なもの。まあ可もなく不可もなく、普通に美味しいと言うところか。鍋がすき焼きでもなく水炊きでもなく、ショウガの入ったサッパリ風味というのが独得。カニ入り味噌汁が意外に美味い。

旅館飯風の万葉御膳

味噌汁は蟹入り

茶碗蒸しは遅れて到着

 夕食を終えると入浴することにする。そもそもそのために選んだ宿である。ここの大浴場は内風呂に武雄温泉から、露天風呂には湯布院温泉から運び湯した湯を入れてある。武雄温泉の湯はややネッチョリとしたアルカリ泉、湯布院温泉の湯はサッパリとしたナトリウム塩化物泉である。気分を変えながら身体を温める。とにかくコンサートの後に長時間の新幹線移動で身体がかちこちになっているので、それを徹底的にほぐす。

 さっぱりして風呂からあがると再びレストランであんみつと枝豆という奇妙な取り合わせでくつろぐ。私は酒は全く飲まないのだが、枝豆は結構好きだったりする。酒を一切頼まずにつまみだけ注文するおかしな客である。

 部屋に戻るとグッタリとしてしまう。食事と入浴を済ませたことで一気に疲れが出てしまったようである。明日の行動が比較的早いことから、早めに寝ることにする。

 

 

この遠征の翌日の記事

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