今週は大阪フィル
先週の疲れがまだ完全に取れているとは言い難いのだが、先週に引き続いてこの週末も大阪方面に遠征することにする。大フィルの定期演奏会を中心としたスケジュールになる。金曜日の仕事を早めに終えるとJRで大阪に移動する。
大阪に到着するとフェスティバルホールへ。ただしその前に夕食を摂っておく必要がある。エキマルシェにはめぼしい店はないし、ホール近くも店は少ないし、迷った結果大阪駅西口地下の「あらうま堂」に入店することにする。

注文したのは「あらうまラーメンと半炒飯のセット(1180円)」。まず最初に半炒飯が到着。味付けは私の好みのタイプなのだが、残念ながら脂があまり良くないせいで雑味を感じる。恐らく多く食べたら後でムカムカしそうである。

その後にラーメンが来る。すっきり味の醤油ラーメンとのことだが、さっぱり味を感じないというのが正直なところ。明らかに一味どころか二味も三味も味が足らない。感じるのは後で加えてある脂(それがまたあまり美味くない)だけという始末。ハッキリ言ってここまで明確に「ハズレ」と断言できるラーメンは久しぶりである。

夕食に失敗したことでドーンとテンションが落ちるが、そのままホールに向かう。しかし泣き面に蜂と言うか、ここでさらにテンションが落ちることが。今日はどうもキャリーがやけにグラグラすると思っていたが、ここでキャリーの持ち手が破損。抱えて運ぶしかない状態に。今のキャリーを買った時に、構造的に持ち手にひねり力がかかりそうだからそれが弱点になりそうと思っていたのだが、もろにその予感が的中してしまった。元々私はやや過積載気味にキャリーを酷使しているので、基本的には消耗品と考えているが、それにしても今回のキャリーは寿命が短めだったような気がする。やはりメイドインジャパンは年々レベルが低下しているようだ。また少なからぬ出費が必要ということに気が重くなる。それに私は4輪キャリーが嫌い(放っておくと止まらずに勝手にどこかに移動してしまうから)なので、いつも2輪タイプを探すのだが、最近は2輪タイプはほとんどなくなってしまっている。また探すのに苦労しそう・・・。やむなくキャリーを抱えてホールへ。移動距離の長い計画にしていたらドツボっていたところだ。
ホール到着時には既に入場が始まっている。とりあえずキャリーと上着をクロークに預けて入場。今回はスラットキンのアメリカプログラムというか、ジョン・ウィリアムズの作品集である。前半は彼のコンサート用の作品、後半は彼の映画音楽である。

大阪フィルハーモニー交響楽団 第584回定期演奏会

指揮/レナード・スラットキン
テューバ/川浪浩一
曲目/~オール・ジョン・ウィリアムズ・プログラム~
弦楽のためのエッセイ
テューバ協奏曲
「カウボーイ」序曲
「ジョーズ」のテーマ(映画「ジョーズ」より)
本泥棒(映画「やさしい本泥棒」)
スーパーマンマーチ(映画「スーパーマン」より)
SAYURIのテーマ(映画「SAYURI」より)
ヘドウィグのテーマ(映画「ハリーポッターと賢者の石」より)
レイダースマーチ(映画「インディ・ジョーンズ」より)
ところどころスラットキンによる解説を交えてのコンサート。スラットキンは日本人の聴衆を意識してかなり平易な英語でゆっくりと喋ってくれているにもかかわらず、通訳が説明してくれるまでは3割程度しか理解できない我が英語力の情けなさ。
一曲目はいかにも現代音楽っぽい曲。ジョン・ウィリアムズの映画音楽とはかなり調子が違う。ただし現代音楽にしては比較的聞きやすくはある。前半は静かで幻想的な曲想が後半になるとかなり騒々しく変化していくという曲。大フィルの弦楽陣が思いのほかに良い音を出しているので、曲自体はそう面白く感じないにも関わらず、演奏自体は結構面白い。
二曲目はテューバをソロ楽器にするという珍しい協奏曲。続けて演奏されるが明確に三楽章形式で、一楽章はテューバがジャズ的に暴れる内容で、二楽章は静かな幻想曲、第三楽章はかなり賑やかな曲想という比較的伝統的な構成。
躍動感のある川浪の演奏がなかなかだが、それと掛け合う大フィル管楽陣の演奏にも冴えがあり、これもなかなかに興味深い演奏に。
後半は完全にポップス公演。非常に馴染みのある曲から、聴いたことない曲まで様々だが、勇ましい曲、美しい曲と映画に合わせて設計してあるのが良く分かる。もっとも一人の作曲家の手になるだけに、聴いていたら「ああ、この作曲家ってこういうパターン取るのね」というのが見えてきたりするところもあるが。まあこの手のスタイルと言うものは、例えばモーツァルトとかでもモーツァルト節とでも言うべきパターンがあったりするから、別に悪いことではないが。
時々解説を交えながらのスラットキンの指揮はノリノリ。大フィルの演奏も非常に冴えと艶があり、大阪ポップスオケなかなかいけるなという印象。金管陣にかつてのような不安定さがなくなっているし、弦楽陣の音色にも色気のようなものが出ているのは、ここ数年の大フィルのレベルアップの反映とも思える。
アンコールは多分スターウォーズと予想していたが、やっぱりそのようで。ただあの超有名なテーマ曲でなく、帝国の逆襲の方を持ってきたのは少々謎。以前にジョン・ウィリアムズがベルリンフィル振った時にもこの曲を演奏していたことから、何か理由があるんだろうか? 権利関係か、作曲者が実はこっちの曲の方が好きか。
何にせよ、いつもとやや毛色の違うコンサートはなかなかに盛り上がったのである。満場の聴衆もとりあえずは納得していただろう。たまにはこういう気分転換もありか。
コンサートを終えると今日の宿泊の新今宮へ移動。宿泊先は先週と同じホテルサンプラザ2ANNEX。先週と階は違うが同じタイプのフローリング和室。

とりあえずは仕事環境を構築してから明日に向けての調査をして、明日のスケジュールを固める。その作業が一息ついたところで、入浴する気力はないのでシャワーを浴びに行く。

体をサッパリさせると今日の原稿をザクっとしたためてから就寝することにする。
この遠征の翌日の記事