徒然草枕

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デカダンス 第8話「Turbine」

とうとうカブラギが本格的に動き出したが

 いよいよカブラギがガドル製造設備の破壊を目指して、ドナテロらを巻き込んで動き始めるという展開。だけどこういうことになると絶対に裏切り者が出るだろうなと予想していたら、案の定ターキーが裏切る模様。パシリとしてサルコジを巻き込もうとしているようだが、サルコジがどちらに付くかが鍵だろう。とにかく度胸がないので強者に付くことを選ぶサルコジであるが根は善良なので、カブラギ達を一度は裏切ることがあったとしても、最終的にカブラギ側に回るという展開が予想される。

 で、デカダンスにログインしたカブラギは、ガドル製造工場に向かうために自分の本来のボディを入手しに倉庫のような場所へ。そしてミナトの協力もあって無事に本来の身体を取り戻すと、協力を求めにナツメの元へ。まあ大体お約束の展開となってきた。ところでここに収納されているボディはサイボーグ連中がログインするためのものだけ? それともデカダンスにはノンプレーヤーキャラもたくさんいるの? ギアの中にもこの世界の仕組みを知らなそうな連中(クレナイとか)もいたから、全員がサイボーグがコントロールしているとも思えないのだが。だとしたら、一応自分で考えるノンプレイヤーキャラとサイボーグがコントロールするための頭空っぽのが入り交じっているのか? どうもその辺りが今ひとつ私には理解できなかった。

 それにしても謎の存在の一人がジル。あまりにシステムに詳しすぎるので、かつてデカダンスの中枢近くにいたんではと想像できる。何だかんだ言いながら結構積極的にカブラギに協力しているところを見ると、彼女自身も今のシステムに疑問を感じていて、それが矯正施設に送られた原因ではと予測できるところ。そしてカブラギに現状の変革の可能性を見出したという辺りか。

     
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だけどカブラギのしようとしていることって大丈夫なのか?

 それにしてもカブラギの行動原理が完全に「こんな縛られたクソな世界はリセットだ!!」ってのになってきた。結局はこれが本作のテーマなのかな? 世界を変えろってのが。ただ今のシステムの中でだと、システムの破壊自体がすなわち自身の存在の否定につながりかねない危うさを秘めていて、それがミナトが指摘していたことでもあるんだろうけど。ガドルの生産はデカダンスのエネルギー供給源でもあるみたいなので、ガドルの製造をやめたらデカダンス自体が生存できるのか、またサイボーグ達自身が生存できるのかが不明。そして外の何もない世界を考えると、デカダンスの機能が停止した後に人間達が生存できるのかも疑問。どうもカブラギはその辺りの細かいところを考えていない節があるが。

 それにしてもストーリー自体がカブラギサイドの結構ハードなものになってきたら、脳天気のナツメのキャラがやや浮き気味だな。この辺り、どうやって話と整合させていくのか。

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