徒然草枕

クラシックのコンサートや展覧会の感想など、さらには山城から鉄道など脈絡のない趣味の網羅

お知らせ

アニメ関係の記事は新設した「白鷺館アニメ棟」に移行します。

白鷺館アニメ棟

デカダンス 第9話「Turbo charger」

とうとう決定的な行動を起こすカブラギ

 ついにカブラギがナツメと共にガドル製造設備に潜入、そこで破壊工作をという怒濤の展開。ところでカブラギたちはデカダンスから離れたところにいたんですね。私はてっきりデカダンスの下層にいるもんだとばかり思ってました。どうもまだこの世界の仕掛けをよく把握していない。

     

 だけどカブラギがした破壊工作って、この世界自身をぶっ壊すようなものなんですが、大丈夫なんですかね。ナツメはよく分からないまま親方に付いていったものの、ここで急にこの世界の謎を明かされる・・・と言っても本人は「?」という感じでしょうけど。

 そもそも突然に「この世界は作られた世界だ」と言われたところで、それが納得できるなんてことはないでしょうね。もっともナツメは超前向き&超脳天気なキャラだから、簡単に納得してしまう可能性もあるが。

 

予想外の活躍のキャラと謎が深まるキャラ

 で、今回はカブラギの工作と平行してターキーの裏切りも進行。そしてやっぱり鍵を握ったのはサルコジの行動。予想通りに悪党ではないサルコジは、仲間をも見殺しにするターキーに疑問を感じ、最後にはターキーが自らをも見捨てたことで決意。ここでカブラギの言葉が脳裏をよぎるという展開がなかなか泣かせます。彼の命がけの一撃がシステムに決定的なダメージを与えるという展開が泣かせどころ。最後の最後に見せ場を作りましたね。想像以上に良い描き方をされてました。いや、本当にこれでキャラがあのファンキーなサイボーグでなかったらマジの泣かせどころなんだが。

 そして一番驚いたのが「ドナテロ無双すぎ」。仲間を一掃した連中をまるで問題にしてなかったですからね。戦闘力高すぎだろ。あれだけの戦闘力があったら、正面から押し込んでも勝てたような気が・・・。

 ジルの存在もいよいよもって謎ですね。やっぱり元々システムの中枢近くにいた人物としか思えないんですよね。

 

今後の展開が全く読めなくなってきたが・・・

 それとガドル製造設備を破壊したので、設備内にいたガドルが消滅するのは良いんですけど、外にいたガドルも消滅したらしいのがよく分からんところです。で、そうなったらパイプも消滅したのか? そうなることを分かっていてカブラギは最後のご馳走を用意して出かけたのか? そう言えばどことなく今生の別れというような様子だったな。当然のようにナツキはそんなことは微塵も考えてなかったですが。

 まあガドル製造設備は破壊したものの、システム自身は健在ですし、フギンについても撃破したというわけでもないので、まだまだ一波乱も二波乱もあるんでしょうけどね。しかし設備破壊が予想よりも早い段階で、予想以上に呆気なく成功してしまったので、これから持ってくる展開が予想できなくなってきた。システムとの全面戦闘になってしまって、それにクレナイ率いるタンカー達も参戦するという展開が一番あり得る展開。スローガンはまさに公式HPにある「生きる世界は自分が決める」。またあり得るどんでん返しとしては、実はサイボーグ達の世界もさらに仮想世界だったという多重構造。しかしそこまで複雑にする必然性もないし、それってまるっきり夢オチみたいなもんだからな。ただ、サイボーグ達が未だに生身でタンカー達と出会ったことがないのが、何となく怪しいんですよね。

 

次話はこちら

www.ksagi.work

前話はこちら

www.ksagi.work